友達の友達が北海道で猟師をしている、という話を聞いた流れで、一時期鹿肉を食べていたことがありました。

特に癖もなく、鉄分多め、カロリー控えめで身体にも良さそうです。

※他の肉と同様、部位によります。

シンプルに焼いてステーキにすることが多かったです。

ローズマリーと合います。

自分一人で食べるのがもったいないと思い、鹿肉メインパーティーをしました。

そこで、ただ焼くだけでなく、ローストビーフもといローストディア(鹿)にしてみました。

何種類か作ってお皿に盛り付けていたところ、来てくれたお友達が「お肉に合うかと思って」とラズベリーで作ったソースをくれました。

私にとって珍しい組み合わせだったのですが、たしかに甘酸っぱいジャムのようなソースが不思議と鹿肉にマッチしていました。

最近、熊の被害をはじめ、キョン(小型の鹿の仲間)が増えすぎて、農作物に多大な被害を与えている、といったニュースを見聞きします。

元々は彼らの住処を奪ったり、無理やり連れてきた人間に非がある、という意見もありますよね。

外来種の件もそうですが、彼らはただ一生懸命生きているだけ、だと。

なので、駆除する狩猟会の方々や役所にクレームが入ることも少なくないようです。

私が料理して食べたこのお肉も、狩猟会の人が仕留めて処理してくださった鹿の肉です。

「命を大切にする」ということは、誰にでもある共通認識だと思うのですが、大切にする「命」は誰のものなのか、そして、大切にする「方法」が少しずつ違うのでしょう。

お互いを尊重し、共存できる道があればいいなと思います。