企業概要及び印象:
クルーズ大手。クルーズ客船で世界第２位の規模。就航中の船舶の数は、パートナーブランドを含めると64隻にものぼる(22年末時点)。コロナの逆風をもろに受けたが、22年6月より運航再開。22年12月期は赤字縮小中だが、まだ赤字。CCL（カーニバルクルーズ）より規模は劣るが、バランスシートが良いのもあり、株価はコロナ前の水準を回復。

主要指標:

• 時価総額: $34.98B

• FCF％: -0.63%

• Revenue Growth (5Y Avg.): 39.05%

直近決算結果およびガイダンス: <23Q4>

EPS: 予想 $1.13 に対し 実績 $1.25 (達成 +10.79%) ⭕️
Revenue: 予想 $3.36B vs 実績 $3.33B (達成 -0.90%) ❌
次回決算発表日：5/2

23Q2の売上の減少が懸念。

Royal Caribbean Cruises Ltd.（RCL）の直近の決算は、EPSは市場予想を上回り、ポジティブな結果となりました。一方で、売上高は市場予想を下回りました。EPSのプラス成長は良好ですが、売上高の減少は引き続きウォッチ。

バリュエーション:

RCL Valuation Grade: C-
P/E Non-GAAP (TTM): 14.85
P/E Non-GAAP (FWD): 13.60
EV / Sales (TTM): 4.09
Price / Cash Flow (TTM): 7.81

投資ストーリー:
Royal Caribbean Cruises Ltd.（RCL）はクルーズ業界のリーディングカンパニー。クルーズ業界の回復が期待される中、RCLはBSが比較的良好。しかし、コロナでBSが傷んだ部分は業界共通であり、コロナ前と比べ借入金の返済や利息負担が生じている。これに対する同社の戦略や、コロナ前以上を目指すべく回復・成長計画の見極めが重要と思われる。

一言
本銘柄の購入有無及び本銘柄のポジションサイズ等は保有銘柄の記事にて記載しています。
https://note.com/cafe_latte_cap/n/n310a2d88ccc3