どこにでもいる普通のサラリーマンがなぜコーヒー豆を売り始めたのか？という話をしていきます。真面目な話ではないので暇つぶし程度に見ていただけると幸いです。

30歳を超えた辺りから代謝が落ちて太っても痩せにくくなってきました。学生時代はスポーツ少年だったので、だらしなくなっていく身体に耐えきれなくなってきたので、ダイエットを決意。

YouTubeで調べていると体型別ボディメイク法という動画を見つけました。内容なんですが、早い話がジムへ行って筋トレしようという内容でした。

動画を真に受けたというのもありますし、毎日同じ事の繰り返しで退屈してたというのもあったので、ジムに入会することにしました。

筋トレの内容は省きますが、新しい事を始めるのはなんて面白いんだろうと心から思いました。

筋肉に必要な栄養素や休息、筋トレ種目などを調べながらのトライ＆エラー。新しい情報が次々に入ってくる。これが実に楽しいんです。

筋トレのおかげで腰痛も治り、体力も付いて生活に余裕が出来ました。そして新しいことを始める楽しさを知ってしまいました。

筋トレを継続しながら次にやってみたかった事は株式投資です。筋肉の次はお金を手に入れようという思惑です。

実は25歳位の時に一度やってみようと口座を作ったんですが、資金がまっったく足りなくて結局何もせずに休眠していました。

今回も当時と同じく資金はありません。貯金は0です。でも良い機会だと思ってコツコツ貯金を始めました。貯金が少し出来てきて取引してたんですが、始めて一年ぐらいで思いました。

数十万円の資金で取引してても、生活は何も変わらないなと。金持ちにはなれない。投資をするなら大量の資金が必要なんだと。

その時始めて自分で商売して稼ぐという選択肢が出てきました。今までもヤフオク等で不用品を売ってたりはしてましたが、自分の商売というには程遠いです。

昔から自分の力で稼いでみたいという思いは強くて少しずつ調べて知識は持っていたので、特別困った事はありませんでしたし、希望に満ち溢れてワクワクするという事もありませんでした。

逆に自分の名前で商売することの難しさは既に知っていたので、どうやって、何をして稼げば事をメインに考えていました。

ネットで検索すればすぐに出てくる副業は一通り手を出しました。

・ブログアフィリエイト
文章を書くのも読むのも好きなので、ブログ自体を書くのに抵抗は無いんですが、稼げる商材は決まっていて、それについて書くのが苦痛なのと、自分が使った事も無いような物について書くと内容が薄っぺらくなるのが許せなかったので、長続きしませんでした。

・せどり
在庫を抱える事が嫌いなのと、全く面白さが分からなかったので、すぐ辞めました。

・クラウドソーシング(メニューポスターデザイン受注)
アマチュアではあるもののデザインの基礎は抑えてあり、世間に出しても問題無い質だと思っているのでやってみました。
しかし、専業で最低価格で請け負ってる方がおり、さすがこれをやられるとキツイなと思いながら、手直し無料で出品してみたら1件発注がありました。
実際の作業は作って、確認してもらっての繰り返しなんですが、ちょっと続けていくのが難しいなと思ったのが、こっちも働いていて出張で家を空ける時があるということでした。
お金を貰っているのに作業出来ない期間があります。というのはよくない！ということで諦めました。

・YouTube
いままでにチャンネルを3つ作って来ましたが、全て投げています。現在は4つ目を運用中ですが、詳しくは後述します。

・プログラミング
元々こういうデジタルな物は大好物で、勉強は苦になりませんでしたし、簡単なアプリは作れる様になりましたが、作りたい物がありませんでした。
義父が元プログラマーなので、以前少しこの話をしたら「プログラミングあるある」だそうです。
それとアプリストアに自分の作った物より圧倒的に高品質の物が無料で置いてある。この界隈で稼ぐのを諦めた瞬間でした。

今、紹介した副業の中でも一回以上チャレンジしたモノもありますが、YouTube以外は現在続いていません。

あれこれ挑戦した期間は空白期間も含めたら3年ぐらいでしょうか。3年という期間を使っても、自分でまともに稼ぐのは難しいという事です。

全く成果が出ないからと言って折れた訳ではなくて引き続き何かないかと探していました。

本業の仕事でフランチャイズの喫茶店がスーパーのテナントに入っていて、そこの管理を任されていたんですが、そのスーパー自体が閉店する事になりました。

この喫茶店でコーヒーの美味しさに目覚めた僕としては店が無くなると美味しいコーヒーが飲めなくなるのが非常に残念でした。

閉店してからしばらくは豆を買って飲んでいたんですが、せっかくだから焙煎してみようと思い、ネットで調べて胡麻煎り器で焙煎してみました。

真っ黒になりましたが思ったより美味しかったんですが、美味しかったのはこの一回だけで、これ以降は苦かったり、酸っぱかったりでした。

せめて自分で飲む分のコーヒーは美味しくしたいと思い、ひたすら練習しました。その甲斐あって当時としては美味しく飲めるレベルにはなりました。

それから細々焙煎してたんですけど、ある日ふと思ったんです。

これ売れるんじゃない？

というか売れるよな、と。

とはいっても調べるまでも無く競合は沢山居ることは分かっていました。それでも特別な技術を持っていない人間は競合の多い所でやっていくしかないんです。

なので計画を立てました。

• 焙煎の安定

• 宣伝

この2つをクリアしてから売り始めようと決めました。

【焙煎の安定】
鍋焙煎だと手で振るから火力がブレて品質が安定しないので、手回し焙煎機を購入しました。

【宣伝】
やはりYouTube。飲食物を売るのだから信用は大事なので顔出ししてます。当時は数百人登録者がいればなんとかなるだろうと思っていましたが、そんなことは全くなくて、ひたすら価値を提供し続けます。

文章で書くとすぐなんですが、販売を始めるまでに5ヶ月かかりました。それからはひと月に1件注文がある感じです。

少なっ！

って思いましたよね？これで事業って言えるの？って思われても仕方ありません。何者でもない自分が通販始めても誰も買ってくれません。

コーヒー豆なんて見た目はほとんど同じなので、写真で差別化出来ません。そんな中で月に1件でも買ってもらえるのはありがたいこと。

そしてこんな少ない売上件数で事業と呼べるのか？という部分ですが、僕のコーヒー豆の売上は99%はネット通販じゃなくて、リアルの取引です。

店舗を持ってない僕は本業が休みの日に友人のBARで昼間に間借りさせてもらってます。そこで個人のお客さんに来ていただくのが一つと、業者にも何件かコーヒー豆を卸していて、それが売上となっています。

規模としてまだまだ副業の域を出ないのですが、店舗を出すまでの間に出来る限り積み上げていきたい所存。

ということで、まとまりが無いんですが、筋トレから始まって、新しい刺激が無いと耐えられない身体になりました、というお話でした。