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【CALINER】手仕事への深い共感から生まれる、ずっと寄り添っていけるものづくり

こんにちは。株式会社カリネの坂本です。

今回はオリジナルブランド【CALINER】についてご紹介いたします。

↓カリネブランドの特徴についてはこちらもご覧ください。↓

【CALINER】ってどんなブランド?

前回の記事の通り、【CALINER】は代表の遠藤がひとめぼれした花柄プリントシャツにインスパイアされ、「ひとの手によるぬくもりあるプリントものをやりたい」とインドの手仕事を中心とした服づくりをスタートさせたのがはじまり。

いろいろな国の文化に出会って、ひととひとがつくりだすあたたかさを表現するために、職人さんの手仕事によるプリントや加工にこだわっています。

「ブランドの顔」となっている柄もののほとんどは、インドの職人さんたちによる手捺染などの手法でつくられたオリジナルファブリック。

そんなプリント柄を軸に、トレンドに流されすぎず、でもシンプルな中にちょっとした可愛らしさ、そのシーズンらしさを取り入れ繊細なものづくりを大切に、ずっと一緒にいられる服を提案し続けてきました。

ナチュラル感のある可愛さを取り入れ、着心地や素材感にこだわった丁寧なものづくりを展開し 長く愛されるブランドを目指しています。

ぬくもりのある手仕事への深い共感


【CALINER】デザイナーの石黒に聞きました

およそ十年弱、【CALINER】のデザイナーを務める石黒。

「幼い頃、裁縫や編み物が得意な母がピアノの発表会の衣装をつくってくれたりしてそれがとても嬉しかった」と語ってくれました。その影響もあり、小さな頃から型紙などのないオリジナル服を自分でつくったりしていたんだそう。

カリネに入る以前は、ずっとニット・カット中心に服づくりに携わってきました。

カリネでも最初はニット・カット担当でしたが、その後、布帛も担当しトータルで携わるように。そのためインドを中心としたものづくりの背景がより見え、大量生産にはない、そのあたたかみを深く知ることができました。

大量生産では、例えば模様も機械できれいに早くつくることもできます。しかしそうした服たちの多くはワンシーズンで終わってしまうものばかり。

【CALINER】では、たった一年着ただけでクローゼットから消えてしまう服ではなく、毎年着て、自分だけの着心地に育てていける服をつくりたいという思いがあります。

「ブランドの顔」であるインドの手捺染プリントは、デザイナーが作成したパターンをインドの職人さんが手作業で丁寧に1色ずつ染め上げていきます。

柄やプリントのわずかな表情の違いもどれひとつとして同じものはなく、ひとの手によるぬくもりある風合いをお楽しみいただけます。

手間を惜しまずつくられた職人の手によるハンドプリントは、機械プリントでは決して味わえない、自分だけの一点ものとして愛しさが増していきます。

さらに、着用やお洗濯を重ねるごとに色合いが変化していくので、まさに服を育てるかのように愛用していけるのが魅力。

そんなものづくりに共感してくれる、手づくりの風合いを味わってくれる方に届けたい。それが【CALINER】の願いなのです。

ものづくりへの想い、その先にあるもの

そうした想いの先に、【CALINER】のワンランク上のラインとなる【CALINEr le prmer】(カリネ ル プルメ)を新たに今年の秋冬からスタート。

【CALINEr le prmer】「いつもより少しだけ上質な服を着て出かけよう」がコンセプト。

le prmer ル プルメとは、 フランス語で新芽のgermer(ジェルメ)と進歩のle progres(ル プログレ)を組み合わせた造語。 カリネから新しい芽が出て、私たちが思い描く洋服へ・・・ 国内外にかかわらず、ひとの手でしか表現出来ない細かな技術や あたたかみを大切にし、【大量生産】ではなく、【ひとの手生産】で 長く寄り添っていける服づくりをしていきたい、それがプルメの想いです。

【CALINEr le prmer】でいつか石黒が叶えたいと思っているのは、【CALINER】らしいインドの手仕事に、日本の伝統技術を取り入れ融合させること。

石黒が熱い視線を注いでいる伝統技術のひとつとして、五泉ニットの存在があります。

ニットの生産枚数および生産額の国内シェア日本一で、「ニットのまち」として知られる新潟県五泉市。

新潟出身の石黒にとって、五泉ニットは子どもの頃に「大きくなったら五泉でニットの仕事するのもいいかもね」と話をしていたくらい身近な存在でした。

しかし現在、日本で販売されているニット製品の多くが安価で大量生産できる海外製となっています。その影響で存続が難しくなっている日本の工場さんが多数存在しています。

そんな状況の中、五泉ニットは地域のブランド化をより確かなものにしようと様々なことに取り組んでいます。

まち一帯で技術を守り抜くという熱い決意に溢れたその取り組みを知った石黒は、小さな頃から慣れ親しんだそんな五泉ニットと【CALINEr le prmer】でいつか一緒にものづくりがしたい、と夢を語ってくれました。

手仕事を守り、長く一緒に寄り添っていける服づくりを

ひとつのものを大切に使い続けるのは、愛着ある服を育てていく喜びを感じられるのはもちろん、環境に配慮すること、また職人さんや技術を守ることにも繋がります。

ワンシーズンでサヨナラとなる服ではなく、愛用してくれるお客様をはじめ、工場や職人さんといったつくり手たちと、長く寄り添っていける服づくりをしていきたい。

それが【CALINER 】の原点であり、その先の【CALINEr le prmer】へ続く夢に繋がっているのです。



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