見出し画像

【教育】日米小学校の違い

大学生の頃、ロサンゼルスの小学校にて、短期間ティーチングアシスタントをしていました。

その頃に感じた日本とアメリカの小学生の違いを紹介します。

アメリカの小学生はみんな手を上げる

答えが間違っていても、自信を持って手をまっすぐ上げます。私が小学生の時は、間違えると恥ずかしいから手を上げない生徒が大半でした。

思うに、主張しなければ意見を汲み取らない民主主義国家だから、小さい頃から自分の意見を発言するように教えられているのでしょう。

非常に多種多様な人種が存在している分、日本とは異なり、自分をアピールしないと周りの人に独自の言語・文化やバックグラウンドを知ってもらう機会がなくなってしまうのですね。そして、大人になっても権利や不平を主張できないまま、マジョリティ優位の社会で生きなければならないのです。

そのようなことを防ぎ、誰もが声を上げられる真の民主主義を実現するために、幼少期から自己主張できるように教育されているのでしょう。

褒める機会が非常に多い

多くのアメリカの小学校で実践されていることなのですが、発言した生徒や善い行いをした生徒にポイントが付与され、全校朝礼で優秀者が発表されます。

背景には、表彰されることで生徒の主体性や積極性を伸ばそうとする意図が見られます。私の幼少期は、手を挙げたり、課題が早く終わったりしても、褒められることは少なかったです。出る杭は打たれる教育でした。

班ごとに向かい合って勉強する

生徒全員の机が先生の方向を向いているわけでなく、何班かに分かれてみんなで話し合いをしながら勉強をします。先生から生徒への1方向的な授業ではなく、生徒主体の授業が多いです。

例えば、英文読解の授業では、班で音読する、文の解釈を話し合う等をしていました。

終わりに

アメリカの教育の良さに焦点が当たった内容になりましたが、決して日本の教育が悪いとは言っていません。相手を慮る教育やマナー教育(時間を守る、提出期限を守るなど)がしっかりされていて、日本は素晴らしい!と言ってくれるアメリカの先生はいました。お互いの教育の良い部分を取り入れる姿勢が大事ですね。

ありがとうございます!