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性格タイプはあくまで優位性

皆さんこんにちは、しまさです。

最近はやりのMBTIも含めてですが、性格診断の結果は何の能力が優れているか、もしくは何を大事にしたいかに過ぎない気がします。能力があってもそれを使わなかったり、反対に能力がなかったとしてもそれを大事にしたい場合もあるということです。

今回はINFJである私の実体験を踏まえて各軸を分析し、性格タイプはあくまで優位性だと感じる理由をお話しします。ちなみに、私の優位性はこんな感じです。

16personalities 診断結果

EI軸:内向的=外向性が低いわけではない

診断結果を見ても分かる通り、私の内向性は97%とかなり高い方です。しかし、だからと言って外向性が全く低いかと言われると、そういうわけでもありません。

実際、周りからもそんなに内向的には見えないと言われたり、むしろ外交的に見られることもあります。自分でも、人並み程度の外向性は持っているつもりです。

内向的とは「的」という言葉からも、「どちらかというと」といったニュアンスが含まれています。つまり、内向的とは外向性が低いことを表しているわけではありません。どちらかというと外向性よりも内向性が優れているだけなのです。

私の場合は内向性の割合が極端に高いです。ただそれは、外向性が低いことを表しているのではなく、内向性が頭抜けて高いだけのことなのです。

SN軸:N型からS型はマジックミラー

具体の世界のみに生きる人には抽象の世界は見えないのです。では逆はどうかと言えば、抽象の世界が見えている人は、具体の世界も見ることができます。それは、五感という基本的には大多数の人が普通に操ることのできる能力に基づいているからです。

「具体⇔抽象」トレーニング思考力が飛躍的にアップする29問 細谷 功

この引用は、抽象から具体の世界は見えるけれど、具体から抽象の世界が見えないことを説明しています。書籍の中ではこの関係を「抽象から具体はマジックミラー」と表現していました。

そして、詳しい説明はイブリースさんの分かりやすい説明を読むとして、N型は物事を抽象化、S型は具体化するという違いがあります。その特徴の違いは、N型は抽象の世界に生き、反対にS型は具体の世界に生きようすることを示唆しています。

つまり、N型からS型の世界は見えるけれど、S型からN型の世界が見えないことがあり得るということです。書籍の言葉を借りるなら、「N型からS型はマジックミラー」ということになります。

話が少し脱線しましたが、何が言いたいかというと、N型である人達は同時にS型の能力も持っているのではないかということです。ただ、優位性として目に見えない抽象的な世界に興味があるということです。

目に見えない世界を信じられるか

だからといって、S型がN型が見ている世界を全く見えないとは限りません。以前、記事にもしましたが、見えたとしてそれを信じられるかが問題なのです。

そのため、見えてはいるけど、それを信じて生きられない場合はあり得ます。これも何を信じて生きていくかという、優位性の違いなのです。

TF軸:理系で論理的に思われがちだけど

私は工学系の大学院を修了していることもあり、感情ではなく論理で考えることも得意です。現在の主な仕事内容はプログラミングで、ゴリゴリに論理的に考える職種でもあります。

そんな論理を使って日々を過ごしてきた私ですが、大事にしたいのは感情です。INFJのFは感情(Feeling)のFですから、論理ではなく感情なのです。

確かに、理系の世界では論理的思考は必須ですし、正論をぶつけてくる人も多いです。しかし、出来ることと大事にしたいことは異なります。Will・Can・Mustフレームワークのように、WillとCanの輪が必ずしも一致するとは限りません。

論理は使えるだけであって、感情を大事にしたい価値観で生きているのです。もしかしたら、理系の世界には私と同じような境遇の人が多いかもしれませんね。もしいたらコメントで教えてください!

論理と感情は共存可能

私は論理的な優しさというのも存在すると思います。正論パンチで厳しいことを言う人もいますが、時には他人に厳しくできる人の方が案外優しかったりします。ハイキュー‼に出てくる北さんのような。

また、論理的に分かりやすく説明ができる人というのは、一種の相手に対する思いやりにも感じます。お医者さんも理系で論理的に考える職種ではありますが、親身に患者さんの話を聞いてくれる人も多いです。

論理と感情は共存可能です。そして、どちらも出来たうえで大事にしたい方を選択した方が幅が広がります。論理と感情のどちらが優れているかは決められませんし、どちらも極めていくこともありなのではないかと思います。

PJ軸:臨機応変が苦手なだけ

最後にPJ軸です。私の場合ですが、これに関しては計画力が優れているというよりも、臨機応変が苦手だからという側面が強いだけな気がします。つまり、J型ではなくP型として生きていく能力がないだけです。

特に、INFJは考えるのに時間がかかるため、臨機応変に対応するのが苦手な人が多いと思います。私は急に質問や話題を振られることが苦手で、返答するのにあれこれ時間がかかってしまいます。

真面目にコツコツ努力してすごいねと言ってくださる方もいますが、私としてはいざという時のために先回りしているに過ぎません。苦手を補うためのただの準備なのです。

性格タイプは優位性とは言っても、人間は全能ではありません。そのため、消去法でどう生きるか選択することも起こりえます。消去法も含めて優位性が決まることもあるのは、性格診断の面白いところかもしれませんね。

まとめ

性格診断の結果はあくまで優位性に過ぎません。どちらか一方の能力が優位に働きやすいだけであって、相反する能力が低いとは限らないのです。どっちも極めたうえで選択できると、人としての厚みが出てくるかもしれませんね。

以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました。


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