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言葉にするほど遠ざかる

皆さんこんにちは、しまさです。

他者に何かを伝えるためには言語化は必須です。しかし、私は言葉にすればするほど、本来自分が言いたかった内容から遠ざかっていく感覚があります。場面としては、日常会話からnoteを書く時まで様々です。

伝えたいことはあるのに、言葉にするほどそこから遠ざかっていくのは辛いことです。そこで今回は、言語化するほど本来の目的から離れていく理由について考えていきます。


脱線する

話が長くなると、途中で本筋からそれてしまい、話が脱線していくことがあります。話している内に別の話したい内容が浮かんでしまい、関係ないけど話さずにはいられなくなってしまうのです。

たとえ脱線したとしても、本来の話の目的を覚えていれば元の話に戻れますす。しかし、それすら忘れてしまった場合には、どんどん違う内容へ遠ざかってしまいます。まず元に戻ることはないでしょう。案外それが楽しかったりもしますが。

長い文章・話の場合、本筋からそらさず1つにまとめるのは難しいです。前後のつながりを忘れて、言葉にした後に脱線に気が付くこともあります。もはや、長いから脱線するのか、脱線するから長くなるのかも分かりません。

一度脱線が始まると、言葉にするほど本筋から遠ざかるのは怖いものです。私もそろそろ脱線しそうな気がしてきたので、次に進もうかと思います。

目に見えない場合

感情など目には見えない話の場合、人によって感じ方が違うので、言葉にするのが難しく感じます。例えば、ユーモアとは何でしょうか?

【ユーモア】
人の心を和ませるようなおかしみ。
上品で、笑いを誘うしゃれ。

goo辞書

辞書的な意味はこちらです。言わんとしていることは理解できます。しかし、何をユーモアと感じるかは人によって異なります。私が好きなブラックジョークも、受け取る人によってはただの悪口になってしまいます。発するほどに、本来の意図は遠ざかっていくのです。

また、そもそも自分とは違う風に見えている人に、それを言葉にして説明するのもナンセンスに感じます。漫才のネタを見て全く笑えない人に対して、そのネタのロジックを説明したら、その人は同じネタを笑えるようになるのでしょうか? 残念ながら、私はならないと思います。

言葉にするのは相手に伝えるためです。しかし、目に見えない話の場合、たとえ伝えたとしても、相手に理解されるとは限りません。そのため、言葉にすればするほどに、自分と相手の認識がずれていくように感じます。

感じ方は人それぞれです。個人的には、好きという言葉以上に好きという気持ちが伝わる言葉はありません。きっとシンプルな言葉が一番伝わります。そのため、目に見えない話は無理に言葉にせず。遠ざかることを避けるのが吉かもしれません。

時間が経つほど変化する

人が感じたことを言葉にする時は、その時のことを思い出しながら言葉にします。つまり、感じた時と思い出した時とでは感情が異なるのです。

もちろん、思い出すだけでその時と同じような感情が再現することはあります。しかし、全く同じ感情を忠実に再現するのは本人でも難しいです。そして、それは時間が経つほどにです。

感情は感じた時がピークです。言葉にする時にはピークは過ぎ去っています。そのため、時間変化により、言葉にするほど遠ざかる可能性はあると思います。

言いたいことが最初にある

私のような直感型には多いと思うのですが、言いたいことが最初にある場合があります。理由から結論を導くのではなく、最初に結論(仮説)があり、それから理由を後付けしていくような形です。

一番言いたいことが最初にあるのですから、言葉にするほど遠ざかる感覚に陥るのは、ある意味当然の現象です。大枠からは外れていないにしても、最初にある結論以外は相手にとっては重要でも、自分にとってはおまけでしかありません。

具体例は本質ではありません。私の記事でも「例えば」という形でいろいろと説明はしますが、それは私が一番言いたいことではないのです。一番言いたい言葉は最初のタイトルに書かれています。

たくさん言葉にしたとしても、伝えたいメッセージは全てではなく、ほんの一部です。きっと私のようなは直感型の場合には、最初にその一部が出てきやすいので、言葉にするほど遠ざかっていく感覚に陥るのだと思います。

まとめ

言葉にするほど話は脱線しやすくなります。また、感じ方は人それぞれなので、目に見えないことを言語化すると、どんどんずれていきます。そして、最初に結論を持ってくると、残りがおまけになります。

自分が思いつく限りですが、言葉にするほど遠ざかる理由はこんな感じです。皆さんも同じような感覚があったり、別の理由があったりしたら、ぜひコメント欄で教えてください。

以上です。最後まで読んでくれてありがとうございました。


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