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日本病態栄養学会 関東甲信越ブロック協議会 合同研修会に行ってきました


こんばんは!
12月3日は、病態栄養学会研修会に行ってまいりました。
久しぶりの、女子栄養大(駒込)での研修会でした。


司会から、開会・閉会挨拶、特別講演、演者までめちゃくちゃ豪華でした。
(しょっぱな圧倒されました)
各認定資格の更新単位を頂けるということもあり、参加人数は一般的な研修より多い印象でした。自分は何も持ってませんが…笑


3症例について、事前学習を行い当日グループワークを行い共有しました。
事前学習資料が届いたのは、研修のおよそ3日前…
他に参加者からも声が上がってましたが、もうちょっと余裕を持って取り組みたかったですね。




まずは、清野先生のご講演
糖尿病の名称変更や、スティグマ、最近の栄養療法についてお話しいただけました。糖尿病はアジア圏のみの呼称で、今後は『ダイアベティス』へと移行していくようです。早めに慣れておいた方が良さそうですね。また、『療養』という言葉も、隔離という意味合いもあることから、今後見直しがあるかもしれないです。それと、野菜の先食べもキャベツ1.5個くらい摂らないとあまり効果がないのだそうで…主菜を先に食べた方が効果的?(特に高齢者)




さて、1発目の症例はがん患者の栄養管理 でした

1、食道癌術前の閉塞に対する栄養療法

2、胃癌術後の化学療法に対する栄養療法

術前情報、ケモの内容(レジメン)、生化学検査、病歴、身体情報などを確認し、課題・検討を行いました。

【事前学習課題】
症例 1:手術前における必要栄養量、蛋白質量を設定
症例 2:化学療法中における必要栄養量、蛋白質量を設定

【グループワーク】
事前課題についてグループ内で共有・確認
手術までの栄養投与経路「経静脈栄養/経腸栄養/経口摂取/いずれか併用」について検討
食道切除後の栄養指導のポイントについて検討
化学療法中に出現した有害事象に対して、食事対応
化学療法を継続するための栄養療法の目標について検討


うちでは、症例で登場したオキサリプラチンの投与がある場合は薬剤科から情報提供があり、入院中は食事は冷たいものは出さないようにしています。


術前化学療法〜外科的治療〜術後有害事象・食事栄養管理について学ぶ事ができ、とても惹かれる内容でした。これらも(きっと)把握してらっしゃる、がん専門の管理栄養士さん凄い…
質問で、免疫賦活の栄養剤の質問された方鋭かった!



途中、休憩を挟んみ昼食は持参でとの事でしたので、もちろん外で食べることとなりました。会場近くにカレー屋さん🍛がありましたので、午後の講習(口臭)の事など忘れ堪能してきました。ボリュームも凄かったし美味しかったー!

日頃から仲良くしてくれている管理栄養士の先輩と



午後の最初の症例(2例目)は腎臓病
なんと、同じディスカッショングループの管理栄養士さんのご発表でした。

【症 例】
[診断名] 慢性腎臓病(CKD 重症度分類 G5A3)
[併存症] 2 型糖尿病


先の症例に加えて、今回は内服薬も示されていました。
腎内の先生からは、SGLT2阻害薬についてもお話いただけました。

最近注目されてきてるなと実感しています。

腎臓病に関しても、さらっと学んできているもので、ついていくのがやっとでした。栄養指導の大変さを再確認しました。
講義後、演者さんもきっと困らないであろう程度の質問もすることができ、収穫ありました。




最後の症例は、今回1番の鬼門の糖尿病!!
内容は、1 型糖尿病の方でした
カーボカウントや、CGM レポートの見方、TIR、TBR、TAR
オーバーレイなど日頃触れていないところで、正直ちんぷんかんぷんでした😂
グループ内の方々もかなり苦戦されていたようでした。
(お一人経験のある方がいらっしゃり助かった)

そこで、ある日の食事内容を示されて、糖質量・インスリン量を計算し、CGM レポートを読み取った上でどんな栄養指導を実施するか。
まで展開しなくてはならず、CIR(糖質/インリン比)、ISF(インスリン効果値)まで出さなくてはならず、かなりお手上げでした…



 終了後は、閉会の挨拶として各認定管理栄養士の取得方法、症例レポートの書き方などお示しいただきました。昔よりは、症例数を減らしたりなど取得しやすくなっているようです。ただ、がんに関しては、診療報酬に関わっている以上、他と比べるとハードル高そうです(研修施設については緩和されたみたいですよ)。
皆さんも、取得を目指してみては?



その後は、懇親会がありましたが、『がん』、『腎臓病』、『糖尿病』の専門に分かれて、意見交換する流れでした。冒頭にいいましたが、取得もしていないですし、今のところ取得を目指していないので、今回はご遠慮しました😂


そして

最後は…

もちろん

貴重なお話が聞けました!


それではまた!

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