もうすぐクリスマス。サンタさんってなんでいるの?
まだプレゼントの準備をし切れていない我が家で事件発生。
最近、新しく買ってもらったゲームに勤しむ7歳の息子が「もうサンタさん来なくてもいいんじゃない?」と言い出した。
少子化で物に困らない世の中。
そして、おもちゃなどに関して目標達成までしたらね、とか、サンタさんまで我慢だよ、などとお預けする習慣のない我が家。
(やりたいときが始めどき、という方針)
すっかり「サンタさんが来るモード」を仕込み忘れていた。
ほしいものを聞いても、「うーん、あるっちゃあるけど」みたいな感じで、心の底から欲するということがない。
あ、あれかな?
と思いつくものの、あれ?
でもお年玉でも買えるんじゃない?
と言った具合。
初孫だった息子は、しばらく大勢の大人からたった1人お年玉をもらう存在だった。
お年玉があれば、貯めるのと使うのと…と、決めた金額の範囲でものが買えることも理解している。
サンタクロースがモノをくれる必然性がなくなってしまったのだ。
贅沢な話だが、まぁ、そうか、となる。
毎日毎日決まった時間に起きて学校へ行き、学校が終われば宿題をやり、塾や習い事に行き、宿題やテストのお直しを休日も含めて計画してこなす。
私が子どもだったころと違って、いま息子を見ているとサラリーマンとあまり変わらないような気がする。
毎日のささやかな楽しみが、親に買ってもらったゲームで、その攻略法を学ぶのがYouTube。
お手伝いに応じたお小遣いも少額ながら貯めているけど、買いたいモノはないらしい。貯まっていくのが嬉しいようだ。
えっ、じゃあ、サンタさんっていなくていいの?
なんだか夢がない。
どうしたらよいのだろう?
欲しいものを無理に作るのも変だし、特にほしいものがなく満たされているのはよくないこととは私は思えない。
勢いつけて、ためになりそうで本人が好まなそうな絵本などを買い与えるのも、なんか違う気がする。
「サンタさんはものをくれるためにいるわけじゃないよ!もっと夢や希望がある仕事だよ」
と言ってみたけど、いまいち私も歯切れが悪いし、息子も納得していなかった。
さて、どうする?
今一生懸命考えている。
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