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家事育児「その切り札をお前が使うな問題」というのがあるそうで…

某超有名働くママVoicyの最近の放送で、切り札問題というのをやっていた。

忙しい中、栄養と予算を考えて料理を作るママ。でも、ワンオペで仕事も立て込んで、そんな特別な条件が重なったとき初めて発動できる「外食」「出前」などの必殺技が「切り札」。

ママたちは「切り札」を胸に秘めて怒涛の毎日を乗り切っている。(パパの場合もあるかもしれないので、メイン担当で話を進める)

なのに、サブ担当(ママがメインとするとパパ)は、たまたま、メインの代わりにオペレーションを担った途端にメインが大事に温存してきた「切り札」をあっさり使ってしまう。

子どもたちは、たまの外食に喜び、メインは普段喉から手が出るほど使いたい切り札をサブに使われてやるせない、というのが「切り札問題」とのことだ。

これはなかなか複雑な問題のようで、反響も多かったそう。

いろんなバリエーションがあって(切り札を使わないサブがメインの切り札使用を批判するというものも!)、それらを紹介した続編も出ていた。

興味深くなり、我が家の場合を考えてみた。

我が家は、メインが私でパパがサブ。
パパは料理をせず、片付けもせずなので、パパがメインのピンチヒッターとなる場合はなんらかのカードを切ることが前提だ。

従って私がメインを降りる事情がある場合、選択肢は2択。ひとつは、メインを降りるのを断念する、ふたつめはパパにメインを任せる(カード使用決定)。極めてシンプル。

それで、パパのカード使用は私にとってどんな意味があるのだろうか?

私が普段温存しているカードを考えてみる。
つまり、もしもの時に使うカードということだ。

料理をする時間がないときはミールキットや冷凍庫のお助け食材シリーズを頼る。

それでも間に合わない場合はパパにバトンタッチする。そしてパパは出前なりテイクアウトなど切り札を使う。パパと私にとっての切り札はほぼ同義?!

疲れてもお風呂洗濯歯磨きをパスすることはない。お風呂はパパの係のため助かっていて、パパがいない日に何かカードがあるか考えてみると、特にない。パパがいない日はご飯が初めから省エネモードだからだ。

私がUberなどを利用するのは自分が食べたいものがあるときでパパがいない時が多い。子どもたちがいるときに店舗に子どもたち2人を連れて行くのが大変だから使うこともある。

夫婦とも時間がない時は迷わずタクシー利用。

以上を総合すると我が家の切り札は、かなり緩く使用されていると分かる。

私のワンオペが少なくそもそも「困った時の切り札」がない。(出前は自分の楽しみ状態)

パパ稼働🟰切り札のため、パパにお願いすること自体が切り札と同化している(パパが使うことを肯定しないと私の切り札もゼロに)

私があまりストイックでなく我が家にとっての切り札は、割とやすやすと切られる。よって通常モードとほぼ並行している。切り札🟰特別!ではない。

我が家はそもそも人手のリソースがなく、インドア派で休みにお金も使わないので切り札使用が夫婦間公認で、生き延びる手段として正当化されている。

まとめてみると、切り札問題が深刻なご家庭のメイン担当はかなりお疲れ様様、だと分かる。そもそもお仕事が大変に忙しく、努力家で、家族のために「より良い」を求めて身を捧げている。

反面、無理も積み重なっていそうな気がして心配でもある。

私はそこまでやる能力気力がないのだろなあ、と恐縮した。ひとつ、何か結論が出せるとしたら、「夫婦間で切り札の使いどころや使うメカニズムに共通の認識を持っているから、切り札でストレスをためたり揉めることがない」ということかと思う。

夫婦とも、切り札が多い時は、少し落ち着かないと…と思うし、私が切り札を切りあぐねていると夫が「ちゃんと切らないと」と言ってくる。(夫は、切羽詰まった私が出す最悪な料理を食べたくない)

夫婦で切り札感を共有する、擦り合わせる、ができると「切り札」は問題でなく、ソリューションになると思う。

追記。

切り札問題って、「切り札を使わないこともできる配偶者のいる人」限定の議論だったりして…と思えてきた…。

サブに出動要請する以上、切り札的なものを使う(例えば、自炊しない、後片付けしない、歯磨き忘れ、など)ことを許さないとそもそも出動要請が出来ないので…。

う、、次元が高いなあと思う。

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