【福祉note】『たかさんと私』#16 たかさんと病院のスタッフさん
入院から2週間ほど経つと、病棟のスタッフさんの顔と名前が少しずつわかるようになりました。
「おっす!」
毎日、たかさんに明るく声をかけてくれる「アラタさん」というナースエイドさんがいました。ナースエイドさんとは、看護の現場で医療行為以外の身の回りのお世話などをしてくれる人です。
アラタさんの一声で、病室がパッと明るくなります。初めて合う人には少し身構えてしまうたかさんですが、そんな「身構えモード」も軽々乗り越えるほどの笑顔でたかさんに声をかけてくれます。
見ていて気持ちよくなるほど爽快なテンポで、シーツやパジャマの交換をしながら、仕事のペースに負けないペースでお話をしてくれます。
検査などでベッドごと別の階へ移動する時も、アラタさんや他のナースエイドさんが要領よく動いてくれます。
「おっす! たかさん、今日はレントゲン。はい、ベッド動きます。アナタも来るの? じゃあ1階のボタン押して。」
時々、私もアラタさんの助手みたいになることがありました。
温かくて朗らかで、びっくりするほどフレンドリーなアラタさん。たかさんと私の心に太陽のような温かさを届けてくれました。
入院中に出会った人たちとの出来事について、もっとお話ししていきましょう。
たかさんと私が奏でる【福祉の音】はまだまだ続きます。
「マスター、向こうにいるじゃんけん弱そうな顔した客に一杯」くらいの軽いノリでサポートしてもらえたら嬉しいです🌈「福祉の本を買う(知的に充実)」「シュークリームを買う(精神的に充実)」など、より良い記事を書くために使わせていただきます🍀