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2023年を振り返る1 高齢者の病気把握は大事!主治医を変えて良かった!

 もふもふラッコの記事を読んでくださっている皆様、今年もありがとうございました。7月に母は90歳になりましたが、今も何とか一人暮らしを続けています。
 今年もいろいろとあった一年でした。悲しいことに母は犯罪にも遭いました。今年を振り返り、特に印象に残ったこと、大変だったことを何回かに分けて載せたいと思います。
 今回は病気ことについて、記載します。

 私の母は2019年に認知症とわかり、2022年5月には要介護2となりましたが、介護サービスをフル活用して一人暮らしを続けています。
 昨年の年末と比べて今年の年末は体調が良く、快適に新年を迎えることができそうです。90歳のおばあちゃんが元気を取り戻せたのは、主治医を変え、健康管理の方針を変えたからでした。

 今年早々(2023年1月)に肺炎になり、検査で肺気腫で心不全になっていたことが判明しました。
(詳細は「認知症の母 肺炎だけじゃなかった~!病気発覚」参照)
 肺炎は治りましたが、肺気腫による肺機能の低下は治すことはできません。肺機能の低下が心臓の負担増(心不全)となり、肺炎になる二ヵ月前から足がむくんできたのはそれが原因でした。心不全は肺気腫が原因で起きているので、こちらも根治はできませんが、心臓の薬が処方されるようになりました。
 主治医を変える前は、母の足のむくみや息苦しさを伝えても、「ご高齢ですから」と流されてましたが、原因が分かり、治療をはじめたら身体の調子があきらかに良くなりました。肺機能の低下で動くと息があがりやすいですが、休み休み、無理をしなければ普段の生活には支障ありません。母の生活の質は明らかに改善しました。

 今の主治医は少しでも不安材料があれば、検査をして病因を特定し、先手を打つ、という方針で診てもらっています。5月の検査では腹部に軽度の動脈瘤があることがわかりました。こちらは治療の必要はなく、経過観察となっています。

 90歳まで生きると、今までわからなかった病気が発覚したり、もともと弱い部分が病気化すると感じています。母は記憶が維持できないので、どんなに具合が悪くても「私は変わりない。大丈夫。」と言うので、私やデイサービスのスタッフが母の体調の変化に気づいたら、早く主治医に伝え、治療につなげていくようにしています。
 肺炎以後は、それまで以上に母の一挙一動、注意深く観察するようになりました。

 高齢になったから多少具合が悪いのは仕方ないと見過ごさず、病因を把握し、病状を改善し、悪化しないように適切な治療をすることが大事です。今の主治医は血液検査やCT検査の結果が即日で分かるので、心不全の治療と共に肺炎の治療を初診日から開始できました。
 当時はコロナ禍だったので、認知症患者が呼吸器の病気で入院するのは、大変困難な状況でした。主治医を変えなければ、肺炎等治療が遅れ、最悪今頃寝たきりになっていたのではと考えています。
 一日でも長く、母の希望する今の生活を続けさせてやるためには、健康の維持が不可欠。母は主治医を変えることで、健康寿命を延ばすことができました。
(調子が良くなった母との会話の様子は「認知症の頑固ばあさんは、楽しくなければデーサービスに行かない」参照)

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