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私の妊活バイブル①、妊活に不妊治療はいらない?

これまで、私の妊活の経緯について、不妊の直接的な原因や病院での経験についてご紹介してきましたが、今回は1回目の流産後、『妊娠しやすい身体づくり』の取り組みを自己流で始めたことについてお話したいと思います。今までの記事と少し時間軸は前後してしまいますが、1回目の流産のあと、2022年1月頃からの取り組みの紹介になります。


『体質改善』に関心を持ったきっかけ

流産により自分の健康に対する自信を喪失

  • 「自己紹介」の記事で少しだけ触れましたが、結婚して妊活を始めるまで、私は自分の健康について心配するようなことがほとんどありませんでした。私は運動が大好きで、小さい頃からダンスを習っており、ずっとダンスに没頭してきました。社会人になってからもダンスを習い続け、定期的に運動してきたことから、体型、体重、睡眠など日常生活で健康上悩んだことがほとんどありません。日々、好きなものを食べ、元気に運動し、仕事はもちろんストレスはありましたが、健康を害するほどの経験はありません。生理不順等もなく、女性特有の病気についても定期的に検査を受けてケアしてきました。

  • 健康や体力に自信を持ち、結婚後はすぐに子供を授かると漠然とイメージしていました。そんななか、手術を伴う流産を経験し、まず、自分のこと以前に、自分のせいで宿っていた赤ちゃんの命が絶たれしまった、という罪悪感、大きな気持ちの落ち込みを経験しました。

きっかけとなった本との出会い

  • そんな落ち込んでいる時に、「こんな辛い経験は2度としたくない」と思いました。流産という事実の直接的な原因や解決策を探していましたが、そもそも、不妊治療や妊活ということ自体が分かっておらず、私はある本を読んだことから、『妊娠しやすい身体づくり』に関心を持つようになりました。その本とは、『妊活に不妊治療はいらない』(仲宗根康・アチーブメント出版)です。

  • この本は、不妊治療について書かれた本ですが、医学的に難しいことや難解な不妊治療について解説する本ではなく、大変読みやすく、そして今すぐに始められる効果的なことが数多く書かれていると感じました。妊活のアウトラインを理解するためにとても分かりやすいと私は思いました。

  • 著者は、卵子の培養士として15年間で1000例以上の体外受精および人工授精に携わってきた経歴を持ちます。そして、その後独立して整体院を開業し、年齢に関係なく高い妊娠率(40歳以上の妊娠率が80%以上!)の成果を挙げてきた実績の持ち主です。そんな著者が、ご自身の経験をもとに、妊活において大切だと考えることを伝える著書になります。

私が共感した理由

  • この本は、世の中で行われている不妊治療を否定するような内容では全くなく、病院で薬や注射などを使った不妊治療を行う前段として、卵子の質を良くするための食生活や生活習慣を整えることの重要性が訴えられています。著者は、卵子の培養士として数多くの卵子を見てきた経験から、どのような生活習慣・食生活をすれば良質な卵子が育つか分かっており、それ伝えることに力点が置かれています

  • 私は今まで自分が気にもしていなかった食生活や生活スタイルについて初めて学ぶことになり、大変勉強になりました。世の中に出回っている食品にどれだけ添加物が多いのか、そしてそれが良質な卵子を育てるのにどれだけ障害になっているかを理解することができました。

  • 私は医療関係者ではないため、この本に書かれている内容の是非について評価できる立場にありませんが、恐らく、著者の経験に基づく内容で、科学的、医学的に証明されていないようなものも含まれているのではないかと思います。そして、そういう点が批判の対象になる可能性があるのではないかと想像されます。

  • ただ、私にはこの著書の内容が大変心に響きました。著者は、日本には不妊で悩む女性が多い一方、妊活に関するきちんとした情報を得られにくい環境をも考慮して、シンプルに分かりやすく、かつ明るく希望が持てるようなトーンで本を書いている気がし、私自身、大変励まされたからです。

私が特に印象に残っていること

「不妊は病気ではない」

  • 著者は、本の最初、このテーマからスタートしていて、一見普通のことを言っているようですが、私の心にはとても響きました。

不妊は病気ではない。
不妊は不妊症であって、不妊病ではない。便秘症や冷え性と同じ。何らかの原因があって妊娠できない状態を表現しているに過ぎない。旦那の精子の状態が悪ければ、その女性は不妊症って言われちゃう。女性側になんら問題がなかったとしても。

『妊活に不妊治療はいらない』(仲宗根康・アチーブメント出版)
  • 私の会社では、結婚後しばらく子供ができないと、「あの人不妊症かしら」と噂をする人がいます。また、逆に妊娠を発表した人がいたら、「産休に入られると自分に仕事が寄ってくる」など、ネガティブなことを言う人もいます。私が特殊な環境にいる訳ではなく、皆さんにも多かれ少なかれ、同じような経験があるのではないかと思います。

  • 私はそのような職場環境で仕事を続け、不妊治療との両立をしようとしているなか、著者のこの言葉が心に響きました。不妊とは妊娠しにくい状態を表しているに過ぎず、女性のせいでも病気でもなんでもないのだと救われた気持ちになりました。

「ミトコンドリアって何?」

「ミトコンドリア」
名前だけは聞いたことがあると思います。
細胞のなかにあるひとつの器官で、自らコピーしながら、細胞内で酸素などを取り入れてエネルギーを作り出すのです。
卵子はこの働きによって成長します。
もしミトコンドリアを取り巻く環境が悪ければどうなるでしょう?
増殖はうまくいかず、エネルギーの生産効率も悪くなる。
細胞の劣化がどんどん進行します。
受精率や着床率は下がって当たり前です。

『妊活に不妊治療はいらない』(仲宗根康・アチーブメント出版)
  • 著者は、妊娠の可能性を上げるためには、「卵子の質をよくすること」が重要だと考えています。そして、そのためにはミトコンドリアが重要で、血液や血液が血管からにじみ出たリンパ液、組織液の巡りをよくすることが重要だと紹介されています。私が全く知らなかったことから、大変印象に残っています。この本においては、「不妊リフレ」と言って、血流を良くするためのマッサージが紹介されています。

まとめ

皆さんと一緒に考えたいこと

  • 本日は、妊活に関する予備知識がなかった私が、妊活のアウトラインを理解するために読んだ本についてご紹介いたしました。

  • 皆さんは、妊活について知るためにどのような情報を参考にしたのでしょうか?また、本日私が紹介した『妊活に不妊治療はいらない』(仲宗根康・アチーブメント出版)を読んだことがある方や感想がある方がいらっしゃれば、気軽にフィードバック頂けますと嬉しく思います。

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