心地よい休日の過ごし方

 4月以降、ブログの書き出しに直近の仕事の状況を記載するのが通常パターンになっている。なんだか気の晴れない作業にも思えるが、それを無視して何か書こうとしても、自分自身に嘘をついているような気がしてならない。わざわざ読む人の心を遠ざけるような書きぶりに思えなくもないが、自分自身の精神管理のためにも、少なくとも一年はこの習慣が続いていくことだろう。

 さて、ここ最近の休日は、暇さえあれば映画を見たり、お気に入りのカフェに通ったりしている。
 何ヶ月か前にツタヤディスカスに入会し、それから見たい映画を見る環境が固まった。アメリカン・ニューシネマやフィルム・ノワーを中心に、往年の名作を前から鑑賞したいと考えてはいたが、引っ越してからはレンタルショップが近くにないし、あっても古い映画は置いてないパターンも多い。一方サブスクを活用するとなると、やはり古い洋画は配信されていないことも多い。その点、DVDやBDの宅配サービスであれば、古い作品でもほぼほぼ鑑賞できるし、月額千数百円で、金額的にも良心的だ。

 引っ越してから65インチの有機ELのテレビで録画番組を見ることはあるが、ここにきてようやく大型ディスプレイの成果が発揮されて気持ちいい。音響も5.1サラウンドとまではいかないが、部屋の電気を消してテレビ両側に設置しているスピーカーから音を出すと、随分とホームシアター気分を味わうことができる。
 
 ここ最近では父の友人に勧められていたアルフレッド・ヒッチコック「鳥」、ビリー・ワイルダーの「情婦」、あるいはジャン・リュック・ゴダールの「勝手にしやがれ」を鑑賞済み。中でも最近借りたジョン・カサヴェテスの「グロリア」とヴィム・ヴェンダースの「パリ、テキサス」は共に叙情性の高い名作で、自分の思い出の一本としてもぜひ記憶に留めておきたい。

 もう少し元気が出てきたら、映画鑑賞のレビューなども復活したいなぁ。


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