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クラシルのおいしいおせちレシピ3選

年末休暇一日目はいつも、日持ちするおせちの下ごしらえから始まる。

家族の慣習で、お正月はいつも山口県の父方の祖母の家に帰省する。
でもおばあちゃんはもう家には住んでいなくて(ずっと入院している)、おばあちゃんちにはガスがこないから、毎年京都の自宅でつくって持っていくのだ。

今日は田作りと、栗きんとんと、紅白なますをつくった。


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見て見て、この小魚。めちゃ視線感じる。
すっごい視線感じるけど、残念ながら弱火でじわじわ煎りまーす。10分間煎りまーす。
お母さんからのリクエストで、今年の田作りはくるみ入り。
からからの雑魚とくるみをわざわざ煎る意味あるんかなって思ってたけど、5分経った頃から香ばしい匂いが台所にたち込める。
意味がないことなんて何もないんだね。何もって、なんだろう。

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なおこのごまめ、山口産。
すなわちこの小魚ちゃんたちは、田作りになって山口に帰省することになる。



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これは栗きんとんになる前の芋。
くつくつさつまいもを煮てると、いじわるな気持ちになる。
買い物に行く母に「くちなしはいる?」って言われたけど、いらないって言った。くちなしは、栗きんとんを黄色くするのに使う。
お店で売ってるようなぱあっと黄色い栗きんとんをつくりたいのなら絶対必要だけど、そんなんじゃなくていいって思った。

栗きんとんはくすんだクリーム色でも、緑でも青でもきっとおいしい。
頭のなかでカラフルな栗きんとんを想像する。

おせち作りをネタにするつもりがなかったので、調理中の写真がこれしかもうない。ネタ切れだ。



ひいひい言いながら500gの大根と5cmのにんじんを千切りして、塩をまぶして、洗って、酢漬けにして



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今日の分、完成。インスタ映えのイの字も感じない写真でございますが。


話は変わるけど(変わるようで変わらないけれど)、今年はたくさん本を読んだ。そのなかで一番印象に残っているのが、森下典子著の「日々是好日」だ。
これは茶道に関するエッセイで、観覧車みたいにめぐる四季のなかで、季節を大切に感じて、日々を大事に過ごすことの尊さが丁寧に描かれている。

正月にはおせちをつくって食べる、
桜が咲いたら花見をして、
暑くなれば海に行ってかき氷を食べて、
葉が色づけば紅葉狩りに走り焼きいもを食し、
クリスマスはチキンを食べて祝い、
そしてまた新年がくる。

毎年のそういうルーティンが大好きだし、それを楽しめる限りは来年もその先も、力強く生きていける気がする。例え、楽しいことよりつらいことやかなしいことの方が多いのが人生だったとしても。
季節を楽しむっていうのは、そんな人生を癒すための先人の知恵なのかもしれない。


年末で暇だからか、文章を書きたい気持ちがふつふつと湧いてきて、これはリハビリみたいな気持ちで書きました。
タイトルは何も思いつかなくて、ヤケクソでWEBメディア風につけました。
やっぱり文章を書くのは楽しいな。来年、日記つけたりしてみたい。
毎日は無理でも気が向いたときに、ね!




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