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今週の読書あれこれ

肌寒くなり、
台風までやってきた
今週はこんな本を読んでいました。

どれも感覚をよびおこす言葉と文章で、
からだの内側までひびく本でした。

エンジェルエンジェルエンジェルは、
おばあちゃんと孫が
世代と時空を超えて、
それぞれに、
理解し、癒される話。
物語のなかで、
悪魔も悪魔のかたちをした天使
と記されていたところ、
いい悪いだけでは図れない
近頃の出来事をみる指針だなあ。
と思いました。

幼年の色、人生の色は、
詩人のエッセイをまとめたもの。
図書館でタイトルを見たときに、
時間に色をつけるなんて、
すてき。
と思い手にとった本。
読み手に、
景色や音を連想させ、
余韻を残す言葉えらびと、
結びの文章の美しさに
胸がいっぱいになりました。

貝に続く場所にては、
著者のインタビューで気になり。
天体と人の死と、貝。
受け入れ難いこと、
よくわからないことを
考えるとき、
遠くにある天体のこと、
宇宙のことを絡めるのは、
思考のスケールを大きくすれば
受け入れられると無意識に思っているからなのかもしれない。
と静かな物語を追いながら感じたのでした。

今週の生活も波乱尽くしでしたが、
静かな本の世界に救われていました。

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