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J.LEAGUE vs MLSの対抗戦が見てみたい

浦和レッズACL2022を制して、アジア1位の称号を手に入れた。そして年末に開催されるクラブワールドカップへの出場権を獲得した。日本のクラブにとって、アジア以外のクラブと真剣勝負で対戦できる機会は、現状クラブワールドカップしかないので非常に楽しみである。(僕が応援しているがサンフレッチェ広島は、浦和の優勝でACL2023出場権を失ってしまったので残念ではあったが、、また頑張って欲しい。) 

浦和レッズおめでとう

以前広島がクラブワールドカップに出場した際に現地で観戦したことがあるが、アルアハリ(エジプト)やモンテレイ(メキシコ)、蔚山(韓国)など各国クラブの試合が見れてとても楽しかった。

また2025年からはクラブワールドカップが改変され、全世界32クラブが参加する大きな大会になるらしく、これも楽しみである。
普段対戦するはずのないリーグ同士の対戦は、いちサッカー好きとしてワクワクが止まらない。

すでにCWC2025出場権を得ているクラブ


世界のサッカーに目を向けると、その中心は言わずもがなヨーロッパであり、5大リーグ(プレミアリーグ、ラリーガ、セリエA、リーグアン、ブンデスリーガ)がトップのリーグである。欧州CLを制してクラブワールドカップに出てくるクラブは、この5大リーグのビッグクラブであることがほとんどである。
5大リーグ以外にもポルトガル、オランダ、ベルギー、トルコ、ロシア、スコットランドあたりも力強いリーグであり、欧州のレベルの高さが伺える。


一方で双璧とは言わないまでも、クラブワールドカップで欧州クラブと激しい勝負を繰り広げているのがCONMEBOLリベルタドーレスを制して勝ち上がってくる南米のクラブ(ブラジル、アルゼンチン)である。前身のトヨタカップを含め、クラブワールドカップでは欧州勢を破って優勝することもあり、十分に強豪リーグである。

CWC2012を制したコリンチャンス(ブラジル)


それでは、欧州や南米以外のリーグはどうであろうか。

アジアで言えばJリーグ、Kリーグ(韓国)、中国超級、Aリーグ(オーストラリア)、サウジリーグ、UAEリーグあたりが力のあるリーグであり、最近はタイリーグあたりもかなり強くなってきている。

北中米カリブ海で言えば、リーガMX(メキシコ)が圧倒しており、10数年連続でリーガMXのクラブがCONCACAFチャンピオンズリーグを制していた。日本でもクラブアメリカ、パチューカ、モンテレイといったクラブは聞き馴染みがある人もいるだろう。

そんなメキシコ一強の時代を変えようとしているのがメジャーリーグサッカーことMLS(アメリカ)である。2022年のCONCACAFチャンピオンズリーグでは、MLSシアトル・サウンダーズが優勝し、メキシコ一強の時代に終止符を打った。

実は僕は数年前よりMLSに興味を持っていた。というのも、グッズがお洒落でかっこいいのだ(そこかい!)。欧州クラブのグッズは知名度が高いため街で着にくいが、MLSグッズであればお洒落な割に知名度が低いので目立たず着ることができるし、一部の分かる人には分かるというオイシさもあるのだ。

とはいえ、興味を持っているもののなかなかMLSの情報は追えていない。というのも欧州リーグと比べ情報が手に入りにくい&試合を見るのが困難だからである(アップルTVにて2023年から配信が決定したが、、)。MLSのファンになりたいものの、ハードルが高いのが現状である。

ニューエラみたいなアメスポキャップ


NYCFCのジャージ

ただ、MLSは非常に面白いリーグである。アメリカだけあって、他の四大アメスポと同様にドラフト制度があったり、1部リーグでは珍しい東西2リーグ制を採用している。
過去にはバスケのようにカウントダウン方式を採用していたり、同点の場合はシュートアウト合戦を行っていたりと、なかなか異色なリーグである。

参加全29クラブは以下の画像のとおりである。エンブレムもかっこいいのでぜひ見てほしい。

エンブレムのカラーリングもアメスポ感


そしてMLSには超大国アメリカ&英語圏&欧州から近いという利点を活かして、多くのスター選手が在籍している。

ざっと上げると下記のとおりである。
・ハビエル エルナンデス(LAギャラクシー)
・ドウグラス コスタ(LAギャラクシー)
・ギャレス ベイル(LAFC)→2023年1月引退
・キエッリーニ(LAFC)
・インシーニェ(トロント)
・ベラ(LAFC)
・エクトル エレーラ(ヒューストンダイナモ
)
・ベルナルデスキ(トロント)
・シャキリ(シカゴファイア)
・イグアイン(インテルマイアミ)
・ベンテケ(DCユナイテッド)
・ワニアマ(モントリオール)
・クチョ エルナンデス(コロンバスクルー)
・ホセフ マルティネス(インテルマイアミ)

過去に所属した選手だと
・デイビッド ベッカム
・バルデラマ
・ティエリ アンリ
・ズラタン イブラヒモヴィッチ
・ウェイン ルーニー
・フランク ランパード
・スティーブン ジェラード
・ロビー キーン
・ジョヴィンコ
・ダビド ビジャ
・カカ
・シュバインシュタイガー
・アンドレア ピルロ
・ディディエ ドログバ
などなどである。

ちなみにペレベッケンバウアーなどの歴史に残る名選手も、MLS設立前の北米リーグで引退している。
クリロナメッシも最終的にはMLSに行くんじゃなかろうかという気もしている。大きすぎるアメリカ市場を考えると、MLSでプレーすることは引退後にもプラスに働くものと考えられる。

また近年では、浦和レッズが獲得を狙っていたギリシャ代表ギアクマキスが、最後の最後にMLSのアトランタに横取りされて獲得失敗なんてこともあった。


※ルーニーのMLSでのスーパープレイをご覧ください


そんな勢いのあるMLSだが、リーグレベルはどれくらいだろうか?

僕個人の意見だと、MLSのリーグレベルはJリーグの少し上くらいではないかと考えている。アメリカ代表(13位)日本代表(20位)よりも少し格上なのと同じくらいではなかろうか。
両リーグでプレーしたダビド・ビジャが、両リーグで同じくらいの活躍をしているので、そこまで差はないのではないかとも思っている。日本人選手が久保裕也高丘しかいないことや、Jリーグクラブと直接対戦することが無いので、日本人にとってはどのくらいのレベルかピンとこない。

そういう意味でも、JリーグvsMLSの対抗戦があれば相当面白いのではないかと思う。結構いい試合するのではないかと思う。
ただ、これはMLSにとってはあまりメリットがないかもしれない。というのもMLSのチームは、プレシーズンにトレーニングキャンプでアメリカに訪れた欧州強豪クラブと頻繁に試合しており、Jリーグクラブと試合をするメリットもタイミングもないのだ。


とはいえ欧州や南米を追いかける第三勢力として、JリーグとMLSが力を合わせて切磋琢磨していけば、なかなか面白いのではないかと思っている。

っていうか俺が見たい。単純に!


格闘技のRIZIN vs BELLATORの対抗戦を見ても思ったが、団体の名誉を背負って戦う試合ほど面白いものはないのだ。全力で川崎やマリノス、浦和を応援する日が来るかもしれない。

ということでJリーグさん、よろしくお願いします🙏🙏🙏🙏🙏🙏🙏


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