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IELTS7.5を獲得するまで1

こんにちは。

先日ロータリー奨学金受給者のオリエンテーションに行って参りましたが、他の奨学金候補生の方々が優秀過ぎてびっくりしました。

某省を退職されて開発学を学びに行かれる方、医学部博士の現役医師で研究に行かれる方、大学院を何個か出ている大学教員の方などなど。

自分が選考を通ったことに驚くとともに、こんな素晴らしい志と能力を持つ方々と知り合えるこの奨学金の繋がりを本当に有り難く思います。


さて、今日はイギリス留学最大の壁となるだろうIELTSについて書きます。

IELTSはイギリス版TOEFLのようなもので、各大学の各コース毎に必要な IELTSのスコアが決まっています。

IELTSのスコアが多少足りなくても、条件付き合格をもらい、入学前にPresessional Courseという授業を受講し合格すれば入学はできるのですが、このルートは全くオススメされません。

まずは費用。コース受講のお金と、ビザ延長の料金、コース中の現地滞在費で何十万かお金が飛ぶようです。そこにお金を払うなら、滞在前後や滞在中にその分のお金を有意義に使いたいですよね。

しかも、presessionalに使えるスコアは英検協会が主催しているIELTSではなくて、British Counsilが主催する"IELTS for UKVI"というやや高めのIELTSのみです。(IELTSには実は2種類あるのです)

要はpresessionalを受講するのはお金もかかれば手間もかかるという訳です。

しかも、エージェントの方によると、出願時にIELTSのスコアを満たしている人はなんと3割程度(!)とのこと。ということは、スコアも満たしている人の方が、「やっぱりスコアが取れなかったので入学できません」という危険性もない分、当然合格しやすくなるとのこと。


そこで、イギリス留学する人はIELTSでスコアを取るべく奮闘と苦悩をするわけです。

以下私の奮闘と苦悩の歴史。


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さて、まず私の出願するEducation MA(教育学修士)に必要だったIELTSのスコアですが、UCLとKing'sはOverall7.0(Listening, Reading, Writing, Speaking全セクション6.5以上)、ManchesterとBristolはOverall6.5(全セクション6.0以上)でした。


そして、私の受験履歴とスコア変遷は下記の通り。

2018.2 Overall6.5 L6.5 R8.0 W6.0 S5.5

初受験。リスニングは緊張して能力が落ちた、あととにかくスピーキングでどもりまくった思い出…


2018.4 Overall6.5 L8.0 R6.5 W5.5 S6.0

リスニングは改善するも、ライティングが落ちる。ここら辺からとにかくライティング、スピーキングの難しさに苦悩し始める


2018.5 Overall6.5 L8.0 R7.0 W5.5 S6.0

対策したつもりでも全く成果が出ない


2018.6 Overall7.5 L8.5 R8.0 W6.5 S6.0

この時は全然勉強できなかったけど、問題との相性も良くて結構点が取れた。ここで、Manchester, Bristolのスコアは満たす。が、スピーキング…


2018.8 Overall7.0 L7.0 R7.5 W6.5 S6.0

この時は夏休み中で、だいぶ時間を割いて勉強をした。スピーキングも緊張しないために、お昼にビールを飲み、カラオケで発声をして、大声でスピーキング練習をするという妙な対策を取ってみた。結果どもらず、かなり自信はあったけど、スコアを開封してみて撃沈…

ちなみに、この時納得がいかずスコア修正をIELTS本部に申し出てリマーク(再採点)をしてもらったら、スピーキングは変わらなかったが、ライティングは6.0から6.5に上がった!


こんな感じで、毎回25000円ほど払い(この時点で既に13万円くらい…)、対策をしながら幾度となく受検するも、とにかくスピーキング(と時々ライティング)の壁に阻まれ、UCL, King'sのスコアがクリアできない。

これはもうダメかもしれないという気持ちも回を追うごとに芽生えてきて、とりあえずpresessional courseを受講する道を確保した状態でIELTSを頑張り続けることになるのかと思い、IELTS for UKVIの受検を決意。

そして、2018年10月。

神楽坂のBritish Counsilに行き、IELTS for UKVIを受検。

なんだか英検主催の方と随分システムが違うんですね。こちらの方が監視が厳しくて、パスポート以外は全て持ち込み禁止。鉛筆、消しゴム、水等も持ち込み禁止(自分の座席に用意してある)。複数の監視カメラ(!)に撮影されながらの受検。

結果が下記の通り。

2018.10 Overall7.5 L7.5 R8.5 W7.0 S7.5 !!

無事UCL, King'sのスコアをクリア出来たどころか、Oxford, CambridgeのEducation分野のスコアすらクリアしていることになりました!

自分の研究したいことに合うコースが無かったのですOxbridgeは出願しませんでしたが(もちろん出願したところで合否は分からない)、OxbridgeのRequired ScoreはOverall7.5(各セクション7.0)でした。

ちなみに、スピーキングは全然自信ありませんでした。まずSection2の1分スピーチのお題が「あなたが大切なものを紛失した出来事について話してください」なんてひどく限定的だった時点で「チーン」という感じでした。(どうにか記憶を振り絞りながら、自分の楽器をファミレスに忘れたときの話をしました。なんてくだらない…笑)

でもなぜかスコアがついてきた。UKVIの方がスコアが出やすいのか何なのかは知りませんが、R, W, S全て自己ベストを更新して、晴れて大学にRequired Scoreを提出できたのでした。

(10月頭に既に出願済みでしたが、IELTSの結果が出た時点でまだ審査中だったので、追加書類として提出できました。


長くなってしまったので、具体的にどういうIELTS対策を行ったのか、良かったと思う対策は次回詳しく書こうと思います。

ではでは。



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