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高校で国語を教えている教員。2019.9から奨学金を頂いてUniversity Col…

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高校で国語を教えている教員。2019.9から奨学金を頂いてUniversity College Londonに留学。慶應文学部→早稲田教育学研究科→高校教員(専任国語科教諭)→UCL MA Education

最近の記事

帰国後半年、復職後3カ月。何を想う。

7月1日に日本に帰国、二週間マンスリーマンションで隔離した後、急ぎ家を探して8月頭に引越し。 修論を執筆し9月半ばに提出。 9月末に勤務校に復職し、復職後4日目で産休の先生と交代で担任になり、そこから主に部活の練習続きで怒濤のような日々を過ごすうちに、あれクリスマス礼拝も終わり、今日から生徒は冬休みに入りました。 ちなみに私は吹奏楽部顧問として、年明け1月5日にアンサンブルコンテストに出る生徒たちとともに、年内は12月30日まで指導。ブラックな労働を助長する高校の都吹連よ…

    • イギリス留学をした国語教師の教育観がどう変化したか(留学総集編1)

      ご無沙汰しております、しまです。 以前noteの記事を書いてから早nカ月…。コメントやメッセージで、留学をお考えの方や留学予定の方から様々応援いただいたのですが、全く近況を報告できずすみません。 コロナ下の状況で色々あったのですが、各所への配慮の結果SNSでは沈黙しておりました。 そんなことを言っているうちに日本に帰ってきました! と言っても修士論文の提出は9月中旬なので、現在も留学中です。ただ、現在のこの状況下で色々ありまして、日本に早めに帰国してそこから学業=修士論文に

      • ロンドンに於ける物資・サービス調達事情

        ああ、現実逃避。 昨日から現実逃避欲が凄いので、さっさと逃避して、さっさと戻ることにします。 今回は深みも何もなく、ただロンドンに居る人・来る人・来たい人向けの情報ページ。 何がどこで手に入るか、という話を管見の限りで書いてみましょう。 【調理用具編】・炊飯器…日本人なら誰でも米が食べたくなる!(偏見) 私は日本から炊飯器を持ってきましたが、変圧器がamazon御用達中華製ぽんこつの品だったため壊れました。 そこで使っているのが、電子レンジでお米が簡単に調理できるSyst

        • 苦しみと成長を与える教育

          エッセイのフィードバックを貰いました。 12月上旬に書いたときもそうなんですが、厳しいフィードバックを貰うとnoteを書きたくなるんですよ。 多分、古典的条件付け(e.g.パブロフの犬)をされている訳ではないと思うんですけどね。 科目によってフィードバックをくれる教員が異なり、片方A先生は優しく前向きなコメントをくれるのですが、B先生は手厳しいけれどもクリティカル(致命傷という意味での笑)なコメントをくれます。よって、B先生のフィードバックが来ると私はnoteを書くわけです

        帰国後半年、復職後3カ月。何を想う。

        • イギリス留学をした国語教師の教育観がどう変化したか(留学総集編1)

        • ロンドンに於ける物資・サービス調達事情

        • 苦しみと成長を与える教育

          エッセイの苦しみ:分析、仮説・行動計画立案、良いエッセイの書き方

          エッセイが苦しい。 私にとって、苦しみや辛さを浄化したり軽減したりする方法は主に二つあって、一つは音楽を聴くこと、もう一つは文章に書き起こすことです。 共有したいことを他者と話して楽になることも勿論あるのですが、自分が思い悩んでいることについては、私はまず自分の中である程度解決しないといけないのです。 音楽では、アバド/ルツェルン祝祭のマーラー交響曲第3番終楽章を聴いて、そこに含まれるありとあらゆる感情や苦しみ・喜びに触れることで心の中の蟠りが解け出していくこともあるし、

          エッセイの苦しみ:分析、仮説・行動計画立案、良いエッセイの書き方

          大学スト&困難を分割すること:留学の目的と一年間という限られた時間

          まさかの休講ストライキで、来週から2週間私の取っている授業が無くなりました。 UCU (University and College Union)という大学組合が決めたストライキのようで、UCUに加盟している60の大学で11/25~12/4の間、教員がストライキを行うようです。 教授がストライキに参加するかは自由なようですが、私が取っている授業の教授は二人ともストライキに参加するようで、授業は行われない旨が授業で予告されました。 片方の授業は12月2週目にまだ最終授業が残って

          大学スト&困難を分割すること:留学の目的と一年間という限られた時間

          イギリスの大学院の授業概要

          ご無沙汰していて恐縮です。 9月上旬にロンドンに到着以来、すっかりnoteから遠のいてしまっておりました。 想像していたほどの超絶忙しさではないのですが、まとまって振り返りをする機会は意識しないと作れないですね。 日本で教員をしていたUCLの先輩からも伺ったのですが、教員の方が間違いなく忙しいです。もちろん職場の人にはそんなこと言えませんが…。ただ、「リーディングが終わらない」といういつも心情的に何かに追われていることと、始業/終業という仕事の区切りがなく、勉強することはい

          イギリスの大学院の授業概要

          なぜ国語科教員がイギリスの大学院に留学しようと思ったのか

          なぜ国語科教員がイギリスの大学院に教育学を学びに行こうと思ったのか。イギリス留学に関するブログは星の数ほどあるこのインターネットにおいて、折角ならば私しか書けないこの表題について書いてみようと思います。 (ヘッダー画像は私が留学するUCLではなく、Oxford Universityです。格好良かったのでゴメンナサイ) さて、表題について。物事には様々な側面がありますので、Personal Statementに書いたことから書かなかったものまで、色んな角度から自分の心を描写し

          なぜ国語科教員がイギリスの大学院に留学しようと思ったのか

          IELTS7.5を獲得した勉強法2(各セクション詳細に)

          今回の投稿は長いです。 前回予告した通り、とにかくどのようにして学習を積み重ね、目標スコアOverall7.0 (各セクション6.5)をクリアしたのかを書きます。 かなり情報量を詰め込んでます。言葉も簡素に書いてます。ご承知おきください。 (復習)IELTS Score変遷は下記の通り 2/24 Overall 6.5 L 6.5 R 8.0 W 6.0 S 5.5 4/07 Overall 6.5 L 8.0 R 6.5 W 5.5 S 6.5 5/19 Overall

          IELTS7.5を獲得した勉強法2(各セクション詳細に)

          IELTS7.5を獲得するまで1

          こんにちは。 先日ロータリー奨学金受給者のオリエンテーションに行って参りましたが、他の奨学金候補生の方々が優秀過ぎてびっくりしました。 某省を退職されて開発学を学びに行かれる方、医学部博士の現役医師で研究に行かれる方、大学院を何個か出ている大学教員の方などなど。 自分が選考を通ったことに驚くとともに、こんな素晴らしい志と能力を持つ方々と知り合えるこの奨学金の繋がりを本当に有り難く思います。 さて、今日はイギリス留学最大の壁となるだろうIELTSについて書きます。 I

          IELTS7.5を獲得するまで1

          ロータリー財団の奨学金を獲得するまで

          今年の夏からUniversity College London (UCL) の大学院修士課程に入学します。 今日なんとなんとロータリー財団から奨学金をいただけることも決まりました! 当たり前ですが、お金が一番問題となる海外留学、海外大学院進学ですけれども、これで大体300万円くらい給付の奨学金をいただけることになり、それはそれは本当に助かります。 要はこれによって大学院修了後の自分の口座残高が300万円ほど変わることになるんですよね。。 これから少しずつIELTS の

          ロータリー財団の奨学金を獲得するまで