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夏季集中講義をみんなで乗り切った!

こんにちは!カモタニです。9月ですね、今年も早いな〜。2年前の今頃は毎日投稿していました!懐かしいな・・

さて、最近心動かされることがいくつかあるのでまた書いていこうと思います。そのうちの一つが大学における下記集中講義!4日間で15コマやる(つまり、90分×4コマ×3日+90分×3コマ×1日)という特講を学生と、先生方と一緒に乗り切りました😊必死のレポート採点も終わってほっとしています。

「男女共同参画社会」という堅い感じの科目名でしたが、全学から100名弱の申し込みがあり、夏休みにもかかわらず多くの学生が参加してくれてとても嬉しかったです。

内容はこんな感じ。私が半分くらいを担当し、専門分野は信頼する第一線で活躍する専門家の方に来ていただきました!専門家集団の皆様、ありがとうございました。

1日目
・男女共同参画って何だろうか?11分野の概観
・なぜ、今、これを学ぶ意味があるのだろう?
・マイクロアグレッションとか、特権とは
・男女共同参画におけるメディア

2日目
・男女共同参画を学んだうえで自分のキャリアについて考えてみよう
・ゲストの話を聴こう(男性が海外で子育てをしてみた!)
・男女共同参画における女性の健康とは、近年のフェムテック
・今までのまとめや諸問題(選択的夫婦別姓、教育とメディア)

3日目
・国際的な視点からジェンダー問題を捉える
・男女共同参画と災害

4日目
今まで学んだことから1つテーマを決めてグループで調べてまとめてプレゼンをする

事前アンケートからは、「男女共同参画」には3割くらいが興味を持っているけど7割くらいは「単位のため」「今まで勉強したことがないが、知っておくべきではないかと思って受講したい」「ちょっと苦手分野だけど知りたい」など、あまり知識がなく低めの意欲を持っている人が多い状態からスタート。

しかし、講義・ディスカッションを経るにつれて、受講生たちは自分の今までの言動や行動を振り返り、ジェンダーに関して報道されていたことの意味や背景等の説明を聴いて、考えて、学生同士で話し合う・・という学習を経て、自分事と捉えるようになり、興味を持つようになっていきます。

最終日のプレゼンは、本当に短い準備時間でみんなが一生懸命課題に取り組み、プレゼンの時も誰一人して「めどくせーな」みたいな態度がなく、この課題について学んだことを自分の言葉で語ろうという姿が見えて感動でした。主体的に学ぶ姿は美しいし、なんか、そういう姿に他の学生も動かされるんだなと実感した。

この講義は、夏季集中なのが良い点でもあり、残念な点でもあると思います。15回、3か月あればじっくりと考えて、講義と講義の間に考えたり行動したりできるのにな・・でも、集中だから中だるみなく、他学部の人と一緒に受講できるという利点もある。

最終レポートではこちらが指定していなくても「今後もこの問題について取り組んでいきたい」という意欲の記述が多く、まずは「男女共同参画について知る」「女性だけのものではなく、両性(もっというと全性)に必要な考え方ではないか?」というきっかけとなった様子。

「この講義はもっと多くの人に受けてもらいたい」と言ってもらえると嬉しいです。そう、知ったら大事だとわかるはずなのだ・・多くの学生がシラバスの目標を達成したといえるので私もとてもやりがいがありました!!こういう学びを共にできるからこの仕事は最高だと思います。


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