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高校・大学受験の面接必勝法「丸暗記」は就職面接でも通用するのか!?

フリー面接トレーナーのnoriさんです。

面接初心者🔰のための面接対策コーナー、略して【めんたいこ
悩んでいる人も、これから考える人のためにも、今みなさんが向き合っていくことについて書きますよ。

面接の乗り越え方は人それぞれあると思いますが、割りと多くの方が「丸暗記」を必勝法としている方も多いようです!
これは、多くの方が高校・大学受験の進学面接の際に活用していたと思います。
私にもひとつ、ふたつと思い出があります。

今回は、長年語り継がれている?「面接の丸暗記は就職面接でも通用するのか」についてお話しします。

今日の【めんたいこ39】

新卒で面接を受けられる方の多くが、面接経験が乏しいのは当然のことです。
進学受験で面接を受けたとはいえ、決して数は多くなく、むしろ、面接官も詰めるような質問はしなかったかもしれませんね。

今回は進学面接から就職面接に考え方をシフトするところから始めましょう。

面接でいうところのコミュ力

コミュ力、つまりコミュニケーション能力は、長年どこの企業や自治体でも学生に求める能力として当然の能力です。
※巻末に参照資料掲載

ただし、みなさんが考えるコミュ力と企業側が求めるコミュ力は若干ニュアンスが異なることもあります。特にコミュニケーションが苦手な方ほど、
「どれだけ話せるか」という視点に偏っている気がします。

伝える力という言葉もあるように、簡潔にわかりやすく話す力は求められますが、これからは、コミュニケーション力の中に「聴く力」も入れて考えて考える必要があります。

記憶に頼った面接対応はコミュニケーションが取りずらい

一つの質問に対して、ただただ、一方的に話されては、逆にコミュニケーションが取りずらいと感じてしまいます。

確かにこれまでの進学受験の際には、1の質問に10返すような教えられ方もあったかもしれません。
それも間違いではないと思います。

そういった説明に重きをおいた話し方も必要な場面があります。
例えば、

「なぜ数ある〇〇業界の中で当社を選んでくれたか、志望動機を教えてください」
3分間で自己PRをどうぞ」
「がんばったことを詳しく教えてください」

など、5W1Hで要点をまとめて、時系列にエピソードを交えて話さなくてはならない場面も確かにあります。

その時は思い切って、プレゼンテーションを行えばよいです。

しかし、他愛もない質問(開始直後のアイスブレイク)で全力でプレゼンテーションを行うのはちょっと待ってください!

「緊張していますか?」
などと聞かれた際に、用意してきた回答例を思い出しながら、全力でプレゼン型で話してしまうと、思わぬ失敗が待っています。例えば、こんな感じ。

「はい。御社が第一志望であることから、昨夜は軽い運動をして早く寝ようとしたのですが、興奮して眠れませんでした。そのため志望動機を改めて確認しました。何度も確認しているうちに、より志望度が高まり、ぜひ御社で働かせてもらいたいと思うようになりました。特に御社での〇〇の事業は私にとって・・・なので、あれ?(なんの質問だっけ??)」

なんていう、質問内容を見失う痛恨のミスに陥ってしまうほ空回ることも珍しくありません。

丸暗記を使う方は、質問と記憶の中の答えを結び付けようとしすぎて、柔軟な対応ができにくくなります

そうなると、面接官側は、

「コミュニケーションが取りずらい」

と感じてしまいます。
学生さんが話したいことと面接官が聞きたいことは必ずしも一致しているわけではありません。

もしかしたら、「緊張している?」の質問は「緊張しやすいタイプ?」や「緊張を解すために工夫することはあるの?」と続けたかったのかもしれません。

簡潔に答えるのは割と勇気がいる

何度も言いますが、記憶に頼ったプレゼン型の話し方は質問や場面によっては必要です。

一方で、そればかり続くと、コミュニケーションの取りずらさを露呈していしまいます。

反対にキャッチボールのように、会話型での質疑応答は、一度のコミュニケーションから得られる情報は少ないですが、面接官が聞きたいことの核心まで迫れます。また結果的に受験者本人の魅力も掘り下げられる可能性もあります。
端的に答えることは、情報が少なかったということで、少し怯えてしまうかもしれませんが、必要な情報さえ乗せて話せば、少ないとは捉えられません。逆に多すぎると話しずらいのですから、適切な情報量を目指すことが大切です。

就職面接の面接対策はコミュニケーショントレーニングが大切

これは、言葉で言ってわかるものではありませんので、普段のやり取りからトレーニングを積んでいくことで適切な内容適切な情報量伝えられるようになります。

話し方に自信がない人や、面接で苦い思いを体験した方等はキャリアセンターやハローワークなどでトレーニングを積むことや、日ごろからアルバイトを通して、社会人との対話を続けることを意識してください。
実は特別なトレーニングをしなくとも、得意な方は得意です。

やはり、大人との会話に慣れていたり、どれくらいの話し方が適切かを実践をもって自然と理解されている方も少なくありません。

そういった場が無かったり、相手がいない場合は私フリー面接トレーナーnoriさんもご相談にのっております^^

最後に

就職活動をしているみなさんは、既に高校時代よりも多くの経験を積んでいるはずです。
過去の成功事例に囚われて衰退する企業は少なくありません。
人もそうだと思います。

時代も変わり、戦う場所も相手も変わっています。

自分が最適だと思う話し方を手に入れてみましょう。
結果的に内定のその先にある、仕事人生にも良い影響があることは言うまでもありません。

今回はここまで。それじゃあまた(@^^)/~~~

参照資料

HRオンライン | ダイヤモンド社 人材開発編集部 企業が就活生に求める「コミュニケーション能力」と学生の「コミュ力」の違い 人材開発編集部 蓬田尚志 キャリア・スキル HRオンライン 2021.7.21
NHK 大学生とつくる就活応援ニュースゼミ
https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu686/
NHK 大学生とつくる就活応援ニュースゼミhttps://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu686/


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