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知らないとヤバい⁉キャリア権を自分で握る3つのポイントとは⁉


一貫性のないキャリアとの向かい方

中堅以上の企業で全国展開をしている企業で勤務をしたことがある人であれば、3年に1度、勤務地が変わったり、社内異動が発生するというのがあります。
日本企業の場合はゼネラリストを経験させたうえで、幹部候補を育てていくというのが昔からの慣習になっています。
一貫したキャリアを築きたいという人にとっては、なんで回り道をしなきゃいけないのかとか、キャリアの足しにならず、マイナスになることもあると考える人もいます。

そこには出世コースとそれ以外のコースがあるので、注意をしなければならないのですが、出世コースを走っている時には、目の前の仕事に注力をしてください。
その時点では競争に勝っており、出世する確率が高いということです。

人事異動は会社の信頼の証

あなたが会社から期待されている人材であるならば、ジョブローテーションは気にしなくていいでしょう。
人事異動ということばだけを聞くと、ネガティブなイメージが有りますが、実は会社がいろいろな業務を知ってもらうこと、社内の信用預金を獲得してほしいというポジティブな意味合いがあります。

1つの事業部ユニットを任せる場合には、それなりにいろいろなことを知っておく必要がある。
だからこそ、その事業部内のいろいろなセクションについて、実体験をしておくことで、社内の信用預金が溜まっていくことになると、企業は信じているからである。

私は20代のうちはどんどん挑戦するようにといい続けている。
意外と人脈というと社外の人たちと作りたがりますが、社内の人脈というのは出世するにあたって重要なポジションをしめていることになります。

社内の人脈を作ることはいろいろな部署を経験していないとできません。
同じポジションやセクションにいるということは思考力が伸び悩むか思考停止状態に入り込みます。
社内からいろいろな評判が人事のもとに届くことになりますから、人事異動をポジティブにとらえることが必要です。

入社した会社で見て欲しいのが、出世している人の特徴とラインを確認すると、自分が出世ラインに乗っているのか、外れているのかがすぐにわかる。
新卒からのプロパー社員が役職の大半をしめている企業というのは、中途採用には全く勝ち目がなく、ある程度いったところで頭打ちになる。

IT企業で多いのが年功序列を廃止して、評価の高い人材を積極的に登用していることが多い。
評価制度についてもいろいろ企業によって違いますし、評価や勤続年数に応じて、社内公募制に応募ができたりすることもある。

エグゼクティブという言葉をどのように定義をするかで全く変わってしまうが、35歳以上の転職になると、マネージメントクラスでの採用がほとんどであり、そこではマネージメント経験が問われることになるわけです。
専門的な知識と経験があることとマネージメント能力があるということを証明しないといけません。

運命の分かれ道になる異動とは

出世コースに乗れるかどうかというのは、だいたい35歳前後のポジションによって決まります。
日本企業の場合は年功序列がなくなったと入っても、評価制度も賃金体系も昔のままです。
誰もがわかるルールではなく、玉虫色の表現が多く、上司や人事の評価次第ということになる。

もし、手元に就業規則があるのであれば、号棒と等級が示されている可能性がある。
そこで1等級上がるためにはどんな能力を発揮すればいいのかよくわかります。

20代から35歳ぐらいまでの異動については、修行という意味合いでとられることがある。
しかし、35歳以降のジョブローテーションはちょっと意味合いが違うから注意が必要です。

1つ目の理由として、欠員が出てしまったために急遽登板したと見られる場合。
大概の場合は、2部署兼務したりすることになります。

2つ目の理由としては、リストラの対象担っている可能性があるという場合。
なんの脈略もなく、職種が変わるということはリスクが大きいと人事では見ます。
例えば極論になりますが、営業部の課長が総務課長になったり、経理課長になったりする。
この逆もあります。人事部長が営業部長になったり、関連会社に出向したりすることになる。

そのため、人事は書類選考の段階でいろいろと勘ぐってしまうため、35歳を過ぎると書類選考率がひと桁台まで落ちることになる。
日本企業の根底にあるのはゼネラリストを育成することであり、ある程度のジョブローテーションは鑑みることができるのですが、人事の目からは年齢といろいろな条件をしっかりとみながら、書類選考をしているということだけ、認識をしてほしい。

ジョブローテーションとの向き合い方

どうしてもジョブローテーションというのはつきものですから、ある程度受け入れうることも必要ですが、最近では家族のことなどがネックになることもあります。
また、辞令は突然に来ることになりますから、そのタイミングで転職を考える人もいます。

私の知り合いのメーカー出身者の人が今では営業部長になっている人がいます。
医療機器のメーカーの技術者だった人なのですが、コミュニケーション能力の高さをかわれて、営業職に変わることになり、その時には「私がなぜ営業職になったのかはわかりません」とネガティブでした。

しかし、お客様と話をしている時に、普通の営業さんが知らないことまで丁寧に話してくれるということで、お客様の中で評判になり、営業が楽しくなってくる時期があったそうです。
その時に営業職も悪く無いから、できるところまでやっていこうと気持ちを切り替えたそうです。

最初はなぜ?どうしてということもあるかもしれませんが、自分のキャリアにマイナスになると判断をしたのであれば、転職をすることを選択すのも一つの方法でしょう。

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