4月は新たな始まりの時期で、多くの方が新しい環境での仕事を心新たにスタートされています。自分の希望する職場でワクワクしながら働き始める人もいれば、望まない部署や仕事に就いて戸惑っている方もいます。人それぞれ異なる状況に置かれているものです。
もしも転職を考えたら・・・転職を検討する際には、自身のキャリアや将来について深く考えることが多いですが、不安を感じている場合でも、あなたは一人ではありません。特に安定した生活がある場合、現職を続けるべきか新たな道を探すべきかの決断は難しいものです。
そんなときは、まず、「キャリアのリスク分散」を考えてみてはどうでしょうか。キャリアリスクの分散方法を考えることは、将来の生活設計において有益なヒントになるかもしれません。

現在の仕事を続けるべきかの判断基準

現在の仕事を続けるかどうかを決める上で重要なのは、次の三つの要素だと考えています。この三つの要素をはかるモチベーション温度計はこちらの記事でご紹介していますので、宜しければご覧ください。

1. 給料：生活水準を維持し、将来の貯蓄にも寄与する給料は、仕事を続ける大きな動機となります。

2. 環境：周囲の環境、特に職場の人間関係が良好であれば、ストレスが少なく、仕事の効率も上がります。

3. やりがい：自分の仕事に対する情熱や、成し遂げたときの満足感は、日々のモチベーションを保つ上で不可欠です。

これらの要素がすべて満たされている場合は、ぜひその道を積極的に進んでください。今後万一不安が生まれた時は、リスク分散の選択肢を考慮すると良いでしょう。一方、何かが今欠けていると感じたら、一度立ち止まり、状況を見直す機会かもしれません。転職も選択肢の一つですが、それ以外にも多くの選択肢があります。

リスク分散の選択肢

私自身の経験と周囲の方々から学んだ、対処法を転職と合わせてここに4つご紹介します。

1. 転職：新たな職場でキャリアをリスタートすることで、給料、やりがい、人間関係など、求める条件を再検討する機会を得られます。

2. 副業： 現在の仕事を続けながら、別の収入源を確保することで、経済的なリスクを分散させることができます。副業はまた、将来の転職に向けてのスキルアップや、新しいキャリアパスを探る機会にもなり得ます。

3. ボランティア： 社会貢献を通じて、人生に新たな意味を見出すことができます。また、異なる分野の人々とのネットワーキングを通じて、未知のキャリアチャンスを見つけ出すこともあります。

4. 趣味・学びなおし： 趣味に没頭することで新スキルを習得し、ストレスを軽減できます。また、大学や大学院での再学習は、キャリアの新たな方向性を模索する選択肢となり得ます。時には、趣味や再学習が新しい職業への道を開くこともあります。

まとめ

キャリアには不確実性が伴いますが、これを新たな可能性の扉と捉えると少し気持ちが楽になるかもしれません。現状に満足していなければ、新しい道を模索する勇気を持つことも大切です。転職だけが選択肢ではありません。副業、ボランティア、趣味、または勉強など、自分に適した方法でキャリアを拡げ、充実した人生を送ることを願っております。