感覚的に生きてきたけど,言語化を試みる
訓練所にきて,
「ボクシング朝みんなに教えて」
と言われることがあった。
しかしながら,わたしにはそれができない。
なぜなら
全て感覚的にやって来てしまったからだ。
ボクシングを習い始めた時、
会長から手取り足取り教えてもらったけれども
それらは
言語として頭の中に入るのではなく
感覚的に体に入った。
なんどもやって体で覚えた。
だから
どうやって言語化したらいいのか
悩んでしまう。
塾の講師を4年,現職を4年
「先生」と呼ばれて8年だ。
「教えること」を仕事にしてだいぶ経つ。
教えることは得意なはずだ。
しかし,これらの仕事も感覚的にこなしてきたせいで,後輩職員にうまく技術的なものを伝えられなかった。子どもへの授業の仕方は感覚的に習得していったが、そのスキルを誰かに伝えることは難しい。
「なんて言えばいいか分かんない」のだ。
子どもに対する面接指導だって,集団指導だってそれなりに思考錯誤しながら、ポイントを押さえてきたはずだけど,いざ「面接の仕方教えてください」「集団指導ってどうやるんですか?」なんて聞かれたら途端に大混乱である。
全て感覚的に生きてきたせいで,
自分以外の人に自分の持っている技術を伝えられずにいる。
任国に派遣される前にそれらを
言語化する練習をしていきたい。
フィーリングで生きてきたわたしにとって、
大きな課題でやんす。