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やらされる勉強はもうやめよう

熊本で勉強を教えない学習塾「はらっぱ探究室」を運営するトミマツシホです。このnoteでは、はらっぱ探究室の日々の様子や、「学び」について考えていること、私自身の「学び」について書いていきます

主体的な学びを実践する上で、子どもの「知りたい!」「やりたい!」を尊重し、どう取り組むかを「子ども自身が決める」ことが重要だと昨日までの記事で書きました。
実はこのことは子どもだけでなく、人間誰しにも当てはまることで、アメリカの心理学者が提唱したモチベーション理論の内発的動機づけと呼ばれるものです。

内発的動機付けとは内面に沸き起こった興味・関心や意欲に動機づけられている状態のこと。動機づけの要因は金銭や食べ物、名誉など、外から与えられる外的報酬に基づかないものを指す。社会心理学者のデジによれば、内発的動機付けには有能感と自己決定感が強く影響するという。つまり人は、仕事をする中で「能力を発揮できている」という感覚がある時、また、「自分自身で目的を定め、計画を立て、実行している」という感覚があるときに、内発的動機を得やすいといえる。

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反対に外発的動機づけというものもあります。これはご褒美や成績、また懲罰など外部の報酬によって物事へ取り組むモチベーションが生み出されるものです。

みなさんが想像する「勉強」というものはどんなイメージでしょうか?苦しいもの?めんどくさいもの?

「勉強しなければならない」「宿題を出さなければならない」「テストでいい点数を取らなければならない」だから、テストで何点取ったらゲームを買ってあげる、もしくは何点取れなかったらゲームはお預け。
よく聞く話ですよね。でもそれでは学習へのモチベーションが上がるのは一時的なもの。

勉強しなさいと何度言っても聞く耳は持たないのに、子どもたちは頼んでいないポケモンの名前をどんどん覚え、好きなYouTuberの真似をしつこく見せてくる(笑)これこそが内発的動機です。頼んでもないのに勝手にやりはじめることが学びのタネなのです。

机に座ることだけが勉強ではありません。ポケモンのでんきタイプから電気の仕組みを理解することだってできます。理科の学習です。
子どもたち一人一人の「知りたい!」「やりたい!」のタネを見つけ、学びに繋げていくサポートをすることが大人にできる唯一のことだと思って日々教室を運営しています。


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