季節が一気に進んだような気がして、「夏の終わりに寄せて」という
記事を書こうと思ったら、8/13にすでに同タイトルの記事を書いていた。
約2週間前にも「夏の終わり」を感じてた訳だが（笑）
今日はさらにそれを強く感じている。

現在の気温は32度。
一番暑かった時で36〜37度だったから、5度くらいしか違わないのだが、
体感がまるで違う。湿度の関係もあるのだろう。
ウォーキングに行ったが、モワッとするような暑さはなく
日陰や、風が吹いた時など涼しくさえ感じられる。
ツクツクボーシが盛大に鳴き、赤とんぼが舞う。
夜には秋の虫の声も聞こえる。

夏の終わりはなぜ寂しいのだろう。
僕は特に夏が好きだから、そう感じるのだろうか。
暑さが嫌い、春や秋が好きという人たちにとっては
「夏の終わり」というのは、嬉しいものだろうか。
いや、そうは思わない。
誰にとっても、夏の終わりには、独特の感慨が湧くものだと思う。
春の終わりとか、秋の終わりという言葉はない（あまり聞かない）
冬の終わりは、むしろ「春の訪れ」として表現される。
「終わり」で表現される季節は夏だけのような気がする。

ウォーキングから帰宅し、庭で日光浴をした。
ごろんと横になって見える景色がこれだ。
蜂たちが巣を作るのに懸命で、僕の体の周囲を飛び回る。
怖くなんかない。こちらが危害を加えなければ蜂だって
好き好んで人間を刺したりはしないのだから。

一時間ほど体を焼き、家に入ると、ネロくんが「遊んで」と
ばかりに寄ってきた。（扉の写真）

夏が終わるからといって、僕の周囲の、生活の何かが失われる
わけではない。
お陰様で、家族もみな元気。動物たちも元気。仕事も順調だ。
けれど、やはり、何か大切な宝物を失くしたような気持ちに
なるのはなぜだろう。

この歳になると、「あと何回、夏を過ごせるのだろう」ということも
正直、考えてしまうのだ。