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見ざる聞かざる言わざる

意外に多いのだが、よその家のご飯が食べれない人がいる。
そういう僕もそうだ。
理由はいくつかある。
親しい人ではない人の手が食材に直に触れていること。
料理に使う野菜の切り方(意外と大事)や大きさが違う。
味付けも違う….etc
特におにぎりなどは絶対に無理だ。
同様に、「回らない寿司」も僕は無理。
手で握るのも無理だし、特に寿司店などは、目の前でその姿が
見えるから、余計に拒絶感がある。
がしかし、調理場が奥にある店でも、その現場を実際に
見たならば、食べられなくなることがあるだろう。
食材を手で掴む、しゃべりながら調理をし、そのツバが料理に入る、
夏場だと、額からしたたる汗が料理に入るなどなど。
特に夏場のラーメン店やうどん店などは、そういうことが
ないとは限らない。
でも、僕は出てきた料理を平然と食べる訳だ。
※一般家庭の料理は駄目だが、飲食店は大丈夫なので

それは、「知らないから」「見てないから」だ。
見てないものは、「ない」ことと同義くらいに大きな要素だ。

今、騒動になっているスシローの件も、そういうことをやってる
輩がいたとしてと、それを実際に目にしなければ、
僕らは、その容器なり醤油なり、お寿司を平気に食べるだろう。
少し前は、客じゃなく、店員側の同様の動画が出回った。
すき家だったり、マクドナルドだった、コンビニの
冷蔵庫に横たわる動画だったりした訳だが、
実際に今でもそういうことはあるのかもしれない。
ただ、知らないから僕らは普通に食べている。

例えば、パートナーが浮気をしていたとしても、
それを知らなければ(そして相手がそういう素振りを一切見せないなら)
多分、その家庭なり、恋人関係は、平穏に過ぎてゆくのだろう。
僕は早い時期に、FBをやめたのだが、それは地元のリア友達の
日常を見るのが辛かったからだ。
もっと素直にいえば嫉妬したからだ。
今、この瞬間にも、僕の友達たちは、僕が知ったら嫉妬するような
行動や、買い物をしてるかもしれない。
けれど、それを知らないからこそ僕は平穏でいられる。

見ざる聞かざる言わざる

僕は本当にその通りだと思う。
現実逃避とかではない。
知らないでいいことは知らないでいいのだ(浮気はどうか知らないが)
飲食店にせよ、浮気にせよ、恋人の散らかった部屋やトイレでの
様子にせよ、知らないからこそ、僕らは生きていける。

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