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ひとりぼっちの夜

今日は、他県まで娘の引っ越しの手伝いに行った。
本格的な引っ越しは明日ということで、今日はこざこざした
ものを、旧宅から新居まで5往復くらい手伝った。
そんな最中に、奥さんの里から電話があり、
奥さんの叔母が亡くなったとのこと。

なので、引っ越し手伝いを途中で切り上げ、帰宅することに。
で、帰宅後すぐ、奥さんは、里の神戸へと向かった。

そういう訳で、ひとりの夜を過ごしている。
「寂しい」という訳でもないけれど、ふぅ....って感じだ。
今夜は西の空で水星と金星が大接近するそうで、
屋上に上れば見えるのかもしれないが、そんな気も起きない。
子猫のネロちゃんを含め、にゃんこ達も静かで
僕の部屋には、いつも通り、黒猫のコノハが来てるだけ。

僕の家は山の中にある。
窓の外からは、カエルの合唱が聞こえる。
娘は今頃、何をしてるのだろう。
奥さんは新幹線に間に合っただろうかなどと
カエルの声を聞きながら思ったりもする。

たったこれだけのことで、こんな気持ちになるのだから
本当に孤独な生活をしている人の心持ちは
いったいどれほどのものだろうか。
そして、noteで繋がっているあの人、この人達は
今、何をしているのだろう。
北海道、青森、仙台、東京、愛知、京都......。
今、どんな「夜の光景」が見えるのだろう。
僕の家の外はこんな感じです。
「ここ」にいれば、「あそこ」のことを思い
「あそこ」に行ったならば、逆に「ここ」を思う。
まことに身勝手なのが人間なんだよね。

僕は、しっかりと「ここ」に気持ちを置いて、
ひとりの静かな時間を楽しみたい。

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