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2019.1.6(日)今年のテーマ

今年のテーマは「感謝」にした。感謝に尽きる。ひたすら、森羅万象、すべてに感謝だ。

一寸先は闇と言うが、一年前のお正月には、まさか自分が病気になるとは夢にも思っていなかった。

昨年は人生観が変わった年だ。ジストニアという病気になって失ったもの、出来なくなったことは多い。

当たり前に出来ていたことが、今は出来ない。

しかし、半年以上かかったが、前に進み始めている。

年末年始は注射の効き目も切れてきた。以前なら、暗澹とした気持ちだけが心を支配していたと思う。

家族や友人、同僚などに弱音を吐いていた。

受け入れるしかないのだ。運命を。

病気になったことによるデメリットの方が明らかに多い。しかし、気づきもあった。変化もあった。お金の観念も変わった。悪いことだけではないと言い聞かせられるようになった。

年末年始は珍しくテレビを観た。二本の番組が印象的だった。一本目は、元旦のテレビ東京「家ついていっていいですか」の特番。

そこには、ジストニアの方も出ていた。交通事故に遭い、さらにジストニアにもなった路上アーティストの方だ。

コブクロのジストニアの話も少し話していた。

私もジストニアになって、ギターもベースも手に取っていない。歌も歌わなくなった。しかし、この出演者の方は、障害とジストニアと闘いながら、強く生きていた。

きっと音楽が彼の支えなのだと思う。

私も家族や書籍、野球や将棋、お笑い、音楽などに力をもらっている。

二本目は、TBSの「戦力外通告」である。プロ野球選手の戦力外通告にフォーカスした番組だ。ここ最近、年末の風物詩のように放送されている。

今までは、どこか他人事の話だったが、今年は戦力外通告という言葉が響く。
私もいづれ戦力外通告を受けるかもしれない。

フィールドは異なるが、世の中はそんなに甘くないのは、重々承知している。この数年でどうなっていくかは全く予想がつかない。

先人の影響や自らの経験上、私は最悪を常に想定してきた。ただ、病気は想定外だったが。

仕事に復帰するには、基本的には100か0しかない。猶予は三年しかない。戦力外通告を受けるかもしれない。

療養、病気の寛解が最優先だが、いつでも戻れるような準備はしている。

治るかどうかはわからない病気とは本当に厄介なのだ。

希望と諦めの狭間で頑張るしかない。

昨年は読書の感想を備忘録的に残してきたが、半分も書けなかった。

映画は映画館限定なら、余裕を持って感想を残せた。

仕事関連のライター業務は、治療費の足しにでき、しかも感を鈍らせないことに一役買っている。一石二鳥だ。

家族のことも記しておく。まず、妻には健康に過ごしてもらいたい。同じ年の生まれなので、心身のメンテナンスをしながら、頑張ってもらいたい。

娘はいよいよ受験まで一年を切る。要領は悪いが、地道な努力を続けられるタイプだ。彼女に合った志望校に合格してほしい。

息子はもちろん将棋。低学年の内に、二段か三段になれば、まだプロを目指す余地はある。無理なら、4年生からは受験に切り替えるかもしれない。いづれにしても、今は夢に向けて頑張れ!

母は健康だったが、心臓に負担がかかっているようだ。私の病気も心配の種になったのは否めない。まだまだ健康を維持して好きな絵を描いていてほしい。

最後に父のことを記す。父は52歳でガンにより他界した。7年間も闘病している。仕事にいけなくなったのは、最後の半年だけで、ギリギリまで家族のために働いてくれた。大変だっただろうと今さらながら思う。

今年は家族のため、社会のため、誰かのためになるように、精一杯頑張って生きる。

感謝の心を忘れずに。

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