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金言867:良品安価正札商い

江戸時代の江戸日本橋の商人「伊勢屋」は、現金掛値なしの定価販売、暖簾にかけて品質保証する商法を始め、鰹節の「株式会社にんべん」として現在まで勝ち残っています。
商人の世界はナニワかと思っていたら、江戸時代には参勤交代によって全国から消費するだけの武士が江戸に集まり商人のターゲットになっていたそうです。大都市江戸には消費するだけの武士が50%、残りが町人(農工商)という構成で、町人のなかの商人が江戸経済発展に貢献しました。

商いの手口は、現金で良品を安く定価で販売するという販売手法で、現在に至っています。
暴れん坊将軍や水戸黄門の時代劇に登場する越後屋は代官と癒着して悪さをしますが、実際の商人は貧富の差による打ちこわし(暴動)による被害を減災するために施しやインフラ整備に儲けたカネの一部を放出したそうです。敗戦国である我が国が少しカネに困っている戦勝国に経済援助をするのも、江戸の商人の生き残るためのDNAが継承されているためかもしれません。

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