見出し画像

★4.6 運転者−喜多川泰 〜運の鍵は上機嫌〜


作品に出てくるタクシー運転手イメージ


自己啓発なんだけど、
ちゃんと物語として面白い

どこかスピリチュアル要素も感じさせつつ
真面目なファンタジーだ

後半戦の伏線回収も小気味よい

作品では「上機嫌」というワードが
たくさん出てくる

それこそが人生の鍵をにぎり、
幸福度合いの明暗を分ける

美味しい料理を食べてる時
旅行してる時
欲しいものを手に入れた時

誰でも勝手に上機嫌になれる

だけど
忙殺されてる日常では?

私は上機嫌でいれているだろうか

答えはNOだ

毎朝の通勤ラッシュの電車内では

睨み合う乗客
相手に向けた舌打ち
ため息

上機嫌の人を見たことがない

毎朝、自ら、
不機嫌の缶詰空間に入り

窒息しそうなスタートだ

それでも

環境のせいにせず
空間のせいにせず
人のせいにせず

試しに、上機嫌でいてみようか!
すると未来が急に開けるかも!

と思えた作品だ

今日、口角をあげることを意識して
一日過ごすことができた

そのおかげか
マイナス要素を考える時間が
普段より少なかった

気分も安定していた

さすが話題作品!
私の中の何かを、変えてくれた

※大好物、水曜日のネコは
自分へのご褒美です

※刺し身は基本ポン酢で食べます
(塩分過多の醤油を避けるため)


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?