梅の花　模した飾りが　縫い止める
きみと見た春　幾世超えても

梅はとても日本的なイメージがあります。
けれど身近にないので物体としては曖昧です。
水戸の偕楽園に行ったことがありますが
思い出せるのはその後買った藁に包まれた納豆。
それから青梅にも見に行ったと思うのですが
やっぱりここでも思い出せるのは
吉川英治記念館と買ったずんだ餅だけです。
どうも花より団子状態……。

それでも尾形光琳の紅白梅図屏風は好きです。
学生時代、アクセサリーはシルバー一択だったのに
この絵の金色は特別だと思いました。
日本の雅が凝縮されているように思います。

ということで今日は梅の花を
曖昧ゆえに幻想方向へ引っ張り、
恋心なんかも絡めて
お伽話チックな短歌にしてみました。
楽しかったです！
小牧さん、今週もありがとうございました！