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「終戦時の日本人ほど徹底的に屈服したことは、歴史上に前例をみない」と、連合国軍最高司令官マッカーサー氏は自叙伝でそう語っているらしい。


きちんと本を読んだ事がないので、これは私の勝手な独白だ。


日本人は確かに戦争には大敗したと思う。徹底的に屈服もしたのかもしれない、当時は。

終戦から78年経った今を生きる私が感じる事は、命懸けで日本の為に戦ってくれた人達の想いと精神とその血は死んでないって事だ。ちゃんと今を生きる私達の中に生きてるって事だ。

日本の為にと戦ってくれた、次に生まれてくる子どもたちの為に戦ってくれた。平和を願って戦ってくれたから、だから今私たちは生きてここに居られるし。


78年間も平和が続いてるんだって思う。確かに戦争には負けたけれど、先人たちの想いは今も生き続けてる私たちの血を通して。


私たちはどこをどうしたって、どこまで堕ちたって日本人なんだ。

神社へ行ったら手を合わせたくなるし、鳥居をくぐると敬虔な気持ちになる。仏像を見るとなんだか優しいような泣きたくなるような気持ちになるし。シンとした静寂の中で、ぶっとい木の柱に囲まれていると心の底からほっとするし。温泉に浸かると気持ち良くって、日本人に生まれて本当に良かったなぁって思うし。


道路に唾を吐きながら歩く人を見ると、お天道様が見てるよって思うし。自分はそんな汚い事は絶対にしないって思うし。

真っ赤な朝焼けに感動した朝には、やっぱり一番美しいのは自然だ。他のなにものも自然にはかないっこないって心の底から思うし。

植物だって、動物だって人と同じに生きてるものたちだって思えるこの心はきっと日本人だからだ。私達の祖先がそうやって何千年も前から途絶えさせる事なく、紡いできてくれたものだからだ。大事に守り育んできてくれたものだからだ。日本人の血と同じにその考えも浸透してるから。


だから日本人はまだ、大丈夫。
まだ完全に死んでなんかいない。
屈伏はしても死んではいない。
滅亡だってしてない。
今、ここに生きてて息をして声を上げる機会を窺ってる。静かにじっと。負けた態勢のままでずっと耐え忍んでるだけなんだ。

今なら分かる。
私たちはどこをどうしたって、日本人なんだ。たとえ、最後にたった一人だけになったとしても。どんなにどん底に堕ちようとも、辛くとも耐えて機を見てニ起三起するのが日本人なんだ。

私も彼らの子孫として、その思いを継いでいこうと思う。もっと日本人として自覚しようと思うし、もっと日本の事、昔からの事、歴史や建物などを勉強して彼らに恥じないように向上心をもって生きていこうと思う。

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