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【アクアポニックス】100均アイテムで簡単ろ過装置製作‼︎

◆100均で買えるもので作ってみよう

以前の記事で、アクアポニックスについて紹介しましたが、

今回は、100均ショップで買えるもので、同じようにアクアポニックスに使える、ろ過システムを作っていこうと思います。

ちなみに、とある事情から、使った材料は最後にまとめて書きます。
(どんな事情かはあとでわかります・・・)

◆水切りゴミ入れを使ってろ過装置を作る

まず用意するのは、ダイソーで買った、
『シンクの外に置ける 水切りゴミ入れ』

排水ノズルが付いていて便利!

この水切りゴミ入れにこのL字ジョイントをつなぐために、

これはさすがに100均では売っていませんでした

はんだごてで穴を開けていきます。

やけどに注意してください

あとでエアチューブを接続することを考えて穴の位置を決めましょう。
穴の大きさはジョイントが少し緩いくらいでちょうどよいです。

ぶっ刺します

次は水切り入れの容器の中に水を撒くために、エアーチューブに穴を開けていきます。チューブの長さは容器の長さに合わせてください。

少し焦げました

あとから気づきましたが、ジョイントに接続する側だけ、穴の間隔を少しだけ広くしておいた方が良いです。

そして、水の出る側をグルーガンでふさぎます。

これもかなり熱いので注意

これをジョイントに接続し、グルーガンで容器内に接着していきます。

ハイドロボールで隠れるような位置に接着してください

◆ろ材を入れる準備

そしたら今度は、ろ材(水をろ過する素材)を入れる準備をします。
鉢底ネットw容器の大きさに合わせて切っていきましょう。
これで、ハイドロボールなどが排水口から流れ出ないようにします。

園芸用の鉢底ネット

排水口が隠れればいいので、底の面より小さくても大丈夫です。

小さく切ってもよいです

鉢底ネットは後で使うので、一旦置いておきます。

それではろ材を入れていきましょう。
ハイドロボールだけでも十分ですが、今回は活性炭を底に入れてみます。
これも100均で買えました

ネット入りで便利です。

ちなみにこの活性炭のネットから細かい炭の粉がボロボロ出てくるので、入れる前に軽く水洗いしてから入れた方がよいでしょう。

粉だらけになったので洗いました

その上に、観賞魚用のろ過ウールと、先ほど切った鉢底ネットを入れていきます。
これらもすべて、100均(この3つはSeria)で購入できます。

しっかりふさぎます

あとはここにハイドロボールを入れていくだけです。
ハイドロボールとは、粘土を高温で処理した人工軽石の事で、多孔質で通気性に優れていて、小さな穴のなかに微生物が住みつきやすくなる、言わば『微生物の家』です。

園芸用のハイドロボール(中粒)

これが人工的な地面、“培地”となって、

①微生物の住処となる→微生物がアンモニアを硝酸塩へ分解(生物ろ過)
②ゴミなどを除去して水をキレイに保つ(物理ろ過)
③植物が根を張って体を支える

これによって水耕栽培システムができるのです。

洗ってから入れましょう

ちなみにハイドロボールは必ず洗ってから入れてください。
そのまま入れると、土がついているので水がかなり濁ってしまいます。

後は水中ポンプを取り付けて、水槽に設置するだけです。

◆さっそく設置!

実は先日、浅草にある、
『浅草きんぎょ』さんで金魚すくいをしてきまして、

今回はその子たちを入れているNVボックス(13L)に設置していきます。

まずは水中ポンプにもなる、モーター付きのろ過フィルターを用意します。
最初に用意したのが、テトラのマイクロフィルター。
(これが後で問題を起こします)

小型のろ過フィルター

エアチューブを接続するために、付属のアタッチメントをつけます。

付属のアタッチメントを接続

それでは水槽に設置していきましょう。
エアーとは少し離しておいた方がよさそうです。

水の中に設置

その上に板を置いて、今回制作したろ過装置を置きます。

これで完成・・・?

後は電源に接続すれば自動で水が容器内に注がれていきます。
これで完成・・・と思いきや、

ここで想定外の問題が発生したのです。

◆水が上がってこない・・・

なんと、このフィルターのモーターのパワーが弱かったようで、
水が容器までなかなか上がってこない・・・

水の出が悪い

1時間経っても、チョロチョロとしか水が出てこないので、
これではろ過も水耕栽培もできません。

さっそく別のものを用意することになりました。

◆もっとパワーのあるフィルターで再挑戦!

代わりに購入したのがこれ、

GEXコーナーパワーフィルター2

マイクロフィルターと比べるとだいぶデカいです笑

でかっ

ただし、そのままだとチューブが接続できないので、
ガソリンタンクやキャブレターを交換した際に使う変換ジョイントを使って、接続を試みます。

こんな感じ

それでは設置していきます。

だいぶ存在感があります

マイクロフィルターと比べるのは失礼ですが、
水量が全然違います。

水の勢いが違います

とりあえず設置は完了しましたが、これで完成ではありません。
しばらくはこのまま、約1か月ぐらい様子を見ます。

ハイドロボールの中に微生物が自然発生するまでそのくらいかかりますし、
それまでの期間は水質が安定しません。
また、微生物が十分発生したかどうかは、水質検査キットで確認できます。

植物を育てるのは、それが確認できてからが良いでしょう。

◆今回使ったもの

《100均で購入したもの》
水切りゴミ入れ(ダイソー)
ハイドロボール(ダイソー)
鉢底ネット(ダイソー)
板(ダイソー)
観賞魚用ろ過ウール(Seria)
観賞魚用ろ過活性炭(Seria)

《Amazonで購入したもの》
L型ジョイント
エアーチューブ
テトラ マイクロフィルター
GEXコーナーパワーフィルター2
ホース変換ジョイント(5mm-8mm)
水作 水心(エアーポンプ)
エアーストーン(25mm×15mm)
はんだごて
グルーガン
《近所のホームセンターで購入したもの》
NVボックス#13

既成のアクアポニックスのキットを買ったらうん万円もしますが、
これなら工具を含めて数千円程度で済みます。

意外と簡単に作れますので、興味のある方はぜひ試してみてください!!


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