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時間を増やす、感覚的に

最近、「時間を増やす」ことに注力している。仕事の生産性を高める‥そんな話ではない。そもそも、僕は1日2〜3時間しか働いていない、激ゆるフリーランスである。

会社員と比べると、自分の時間はたっぷりある方かもしれない。けれど、僕はもっと時間が欲しい。読みたい本も観たい映画も知りたいことも書きたい文章も山ほどあるから。

1日は一瞬にして過ぎ去ってゆく。自分の時間は物理的にはたっぷりあるというのに。午前中に仕事を終え、午後はほとんど趣味の時間。

そこで僕は考えた。物理的な時間は増やせないが、感覚的な時間は増やせるのではないか、もちろん、感覚的に時間を増やすには、自分の感覚に頼るしかない。

感覚的には、急げば急ぐほど、時間は減っていき、のんびりするほど時間が増えていくから不思議だ。SNSはたった数秒でいろんな情報をインプットできるのに、なんだか忙しい。時間を失ったような感覚に襲われる。だから僕は、SNSアプリをほとんど開かないことにした。

有名人の近況をチェックするよりも家族や友達と会話する時間、インフルエンサーの炎上を知るよりも読書をする時間の方が大切。

ちょうど昨日、友人と2時間ほど電話をした。他愛もない話。社会的には何の生産性もないだろう。僕にとっては時間が増える感覚があった。言葉では表現できないけれど、まさに「自分の時間」なのだ。

最近はSNSをはじめ、スマホに費やす時間を減らし、よりナチュラルな生活になりつつある。朝は森の散歩からの瞑想からはじまり、寝る前はラベンダーアロマをたきながら、カモミールティーを味わいつつ、ハンモックの中でゆっくり読書…そんな日々を送っている。

自分の時間があって、充実感たっぷりで眠りにつく毎日。仕事はほとんどしていないし、何か1つのことに没頭している訳でもないし、ボランティアをしている訳でもない。でも、だ。寝る前の充実感ったらありゃしない。今日という1日の思い出に浸り、明日という未来にワクワクしながら眠りにつく。

僕は自分の時間を極限まで増やしたい、それは、タイピングを早めることとか、効率的に英単語を覚えるとか、そんなんじゃない気がする。

起きたら朝日をたっぷり浴びて、午前中はスマホに触らず、自然の空気をたっぷり吸う。そして、下らない話で家族や友人と笑い合う、そんな瞬間の連続で、自分の時間は増えていく。

もちろん、これは僕の感覚にすぎない。あなたの時間を増やすカギは、あなたの感覚に委ねられている。

スマホややりたくない仕事に時間を奪われている人、いまこそ自分の時間を取り戻そう。

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