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SNSはお菓子である

最近、ふと思った。

「SNSってお菓子だよなー」と。あったらあったで食べてしまうけど、ないならないで日常生活が困ることもない。数年前まではほぼ毎日SNSアプリを開いていた自分も、いまではSNSをほとんど開くこともなくなった。

SNSに囚われていた過去の自分が不思議なくらいに。

「お菓子」を食べなくなったのだ。理由は簡単。SNSアプリを消去したから。お菓子のない世界では、お菓子を食べようがない。しかし、周りを見渡すとどうだろう。

この世界は概念としての「お菓子」だらけだ。最低限の衣食住さえあれば、日常は成り立つ。けれど、お菓子に囲まれ、なんとなくお菓子を食べていると、時間が過ぎていく。本当はなくてもいいのに、気付けば日常に欠かせないような存在になっていくのだ。

お菓子まみれの世界。

誘惑だらけで、中毒性が高くて、本来の何かを見失っている世界。にんじんをぶら下げた馬のように、走り続けるしかない。

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