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令和キッズの「将来の夢」は?調査結果から見えるイマドキの傾向

「宇宙飛行士になりたい」「世界的なスポーツ選手になりたい」――子どもの将来の夢って、聞いているとワクワクしますよね。可能性は無限大。親としては習い事や先々の進路を考える上で、子どもの志向を知る手がかりにもなります。

子どもの将来の夢には、時代の要素も色濃く反映されます。では、“令和キッズ”たちはどんな夢を思い描いているのでしょうか。今回は最新調査の結果を通じて、イマドキの子どもたちの将来の夢を見てみましょう。

<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>

調査①学研教育総合研究所「小学生白書」より

まずは、株式会社学研ホールディングスの調査から紹介します。

学研教育総合研究所「小学生白書Web版 2021年8月調査」(対象:小1〜小6 計1200人)によると、将来つきたい職業として、男女合計の全体ランキングでは「パティシエ(ケーキ屋さん)」が1位。2015年以降ずっと1位で、圧倒的に女子人気が高いそうです。

そして2位は「YouTuberなどのネット配信者」。今の時代ならではという印象を受けますね。普段からYouTubeに親しんでいる子であれば、憧れを持つのも当然といえます。昨年の調査よりも順位を上げており(4位→2位)、小学生の憧れの職業として人気が高まっているようです。

今回は3位「医師(歯科医師含む)」7位「看護師」も順位を上げており、コロナ禍で医療従事者への関心が高まったのかもしれません。

その他では「エンジニア・プログラマー(機械・技術・IT系)」が13位にランクイン。小学校でプログラミングが必修化されたことや、習い事の広まりも影響していると考えられます。

調査②クラレ「将来就きたい職業 2022年」より

次に、ランドセル素材メーカー・株式会社クラレ「将来就きたい職業 2022年」の調査も紹介します。(対象:今年4月に入学した新1年生 計4000人)

結果、こちらの調査でも「ケーキ屋・パン屋」が1位に。やはり女の子からの人気が高く、調査開始以来24年連続で1位(男女別)だったそうです。「ケーキ屋・パン屋」は時代を経ても揺るがない、女の子の憧れの職業ということが分かります。

男女総合では2位に「警察官」。20年前のランキングと比較すると、4位「消防・レスキュー隊」5位「医師」といった職業が大幅にランクアップし、人を助ける仕事の人気が高まっているようです。

また「ユーチューバー」は9位にランクイン。こちらの調査は新小1が対象(学研の調査は小1〜小6が対象)ということもあり、まだYouTubeにどっぷり……ではないのかもしれません。それでも、ここ数年順位・比率ともに右肩上がりとのことでした。

我が子(小2)に将来の夢を聞いてみると

身近な例ということで、うちの娘(小学2年生)の場合はどうかと言いますと、今のところ次のような夢があるそうです。

①ジュース屋さん
②鳥の博士
③YouTuber
④漫画家
⑤小学校の先生

夢は全部で5つ。どれかひとつではなく、全部になりたいようです。親バカですが、将来がとても楽しみですね(笑)私自身も複業という働き方をしていますし、「やりたいことは全部やっていい、夢も仕事もひとつじゃなくていい」と言っているからでしょうか。

ちなみに、幼稚園の頃は「警察官」や「アリエル」と言っていました。年齢とともに色々なことを知り、変わっていく将来像を聞くのも楽しいものです。最近では「豪邸に住みたい」という夢も追加されたよう(!)自分に制限をかけず、色々な可能性にチャレンジしてほしいと思います。

将来の夢をのびのびと描き育もう

子どもの将来の夢は、まだ多くのことを知らないからこそ、希望に満ち溢れていますよね。調査結果からも分かるように、時代の影響を大きく受けますし、身近に感じられる=イメージしやすい職業に憧れる傾向があります。だからこそ、色々な仕事に触れる・知ることで、子どもの可能性を広げられるはずです。

また、今回は主に「職業」に関する調査を紹介しました。ただし本来、夢とは就く職業だけではありません。こんな風になりたい、こんな風に過ごしたいと、既存の枠にとらわれないイメージを持つことも大切です。きっと10年後、20年後には存在する職業も変わっているでしょう。そうした意識も持ちつつ、子どもの将来の夢を見守り育んでいきましょう。


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