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雨の日の犯罪にご用心!

1、雨の日

「雨の日は犯罪が減るから安心」

このように考えている人はいませんか?


 それは半分正解、半分間違いです。


 雨の日は確かに犯罪は減ります。

 しかし、安心ではありません。

 むしろ、更に危険になります。


 雨の日の特徴と言えば、

◎ 雨音

◎ 水が流れる

◎ 視界が悪い

です。


 これら、

【雨の日の特徴】

は犯罪を犯そうとしている者にとっては好都合なんです。


 そこで、今回は雨の日に注意して欲しい犯罪についてご紹介しますので、しっかりと防犯して、身を守って下さい!



2、侵入盗

 侵入盗とは、空巣、忍び込み、居空き等々の総称で、要は家等に侵入してくる泥棒のことです。


 空巣、忍び込み、居空き等の違いは家人がいるかいないか、起きているか、寝ているかの違いです。


 雨の日は泥棒が嫌うモノがかき消されます。

泥棒が嫌うモノ、それは

◎、音

◎、光

◎、人の目

◎、自分の痕跡

です。


 雨の音でガラスを割る等の音が消えます。

 濃い雲で暗くなります。

 傘をさして視線が下向き傾向になるので、通行人の視界が狭くなります。

 雨水で自分の足跡が洗い流されます。


 全部泥棒にとっては都合が良いんです。


 ちなみに、雨で足跡が洗い流されてしまうと、普通の警察官や、普通の鑑識では犯人の足跡を採取することは出来ません


 つまり犯人の思惑通り痕跡が消えています。

 このようなことを言うと

「日本の警察無能!警察使えない」

と言う人が必ずいます。


 早合点しないで下さい。

 私は【普通の警察、普通の鑑識】と言いました。


「警察には採取できない」

とは言っていません。


 足跡を見るための機材を使っても誰にも見えない、洗い流された犯人の足跡すら、観察力と勘を頼りに採取できる人は存在します。

 私も現職時代にはその技術を教わって、勘と技術を磨き、採取できた一人です。


 警察も少しはやるでしょ?


 警察はともかく、もし貴方が侵入盗を心配するなら、家の防犯対策を行って下さい。

 侵入を防ぐだけの防犯対策では30%です。

 つまり、全然足りません。


 是非キチンとした防犯対策を行って下さい。

 家の防犯対策については

【プロも実践!家と家族を守る防犯】

を一読下さい。



3、ひったくり

 ひったくりも雨の日を狙って行う者はいます。

 雨の日多くの人は

◎、傘をさしている

◎、下を向きがち

です。


 つまり、傘をさして視界を遮っており、下を向きがちなので視野は更に狭くなっています。

 更に、雨の音で後ろから近づいてくるのに気付き難い状態です。


 雨で視界が悪く、動きにくいのはひったくり犯も同じなので、雨の日に件数自体は減少しますが、この条件を好むひったくり犯は一定数います。


 雨の日には出来れば視界を遮らないビニール傘を使うと良いと思います。

 これは事故防止にもなります。


 更に下を見ずに、出来るだけ目線は真っすぐ見ましょう。

 これも防犯だけではなく、事故防止になります。


 貴方の移動手段がもしも自転車なら、そもそも傘さしはダメです!

 違反です。

 ひったくり被害以前に、貴方が悪者です!


 防犯にも、事故防止にも、違反をしないことも、全部に一番効果があるのは傘ではなくカッパにすることです。


 バッグは道路とは逆側に持つ等の基本的なことをしつつ、防いで下さい。


 雨の降っていない時の防犯対策

【身を守るなら、これをせずして何も始まらない】

では、雨の日はあまり効果がありません。



4、最後に

 雨だと雨にばかり気を取られガチですが、それを狙って犯罪を犯そうとしている者もいるんだと言うことを是非知っておいて下さい。


 そして、もしも、万が一貴方がそれを期待して犯罪を犯すことを考えている者なら、

「警察はそんなに甘くないぞ」

と言うことを覚悟して下さい。


 もちろん、犯人に情報提供してしまわないように、このような場では言えない、もっと凄い職人技は存在します。


 もし貴方が泥棒を考えており、見えない足跡採取技術程度で躊躇するなら止めておくことをオススメします。



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