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【節約生活#540】老後2000万円問題を無にするクスリ

 趣味で節約生活をはじめてみた。
 健康的で文化的な生活をしながら節約をするというルールで挑戦している。

老後のためにお金はいくらあれば良いのか

 最近はもう言う人を見かけなくなったが、数年前に「老後2000万円問題」というものがあった。
 発端は、金融庁関連のワーキング・グループ出した 「高齢社会における資産形成・管理」という報告書である。
 50ページもごちゃごちゃ書いてあるけれども、65歳以上の夫婦では毎月5万円くらいが赤字になるので30年もすると2000万円弱が必要になるのだという試算がなされている。
 95歳で夫婦が元気に消費活動ができるというのはそれはそれでありだけれども、ちょっとどうかなという感想がはじめにくる。実は試算に含まれていない介護の費用もある。それまでが平均値を使いながら理論構築しているのにあとがぐだぐだな例である。

 金融庁的には投資をしようという文脈であった。もしかしたら投資を促すというゴールに向けて逆算したのかもしれない。

 当時は「2000万は高すぎる、政府はなんとかしろ」というような報道がなされていた。それはそれで恣意的な使い方である。
 少し前述したけれども、個人的には2000万円という数値をあまり信用していない。
 ただ目安にはなる。数字の目安があるとある程度安心することができる。そういう意味ではあって構わない。

 ちなみに、この報告書の結論は投資をすすめているけれども、「平均」貯蓄額だとか「平均」退職金の額だとかが途中であげられていて、それを見れば「なんとかなるじゃん」という解釈も成り立つ。頭の良い人が集まって12回もかけて何をしているのだろうか。

 もちろん平均値に意味はない。自分の人生は自分だけのものである。2000万円かあ、と思わなくもない。ただ、貯金がなくても、老後2000万円くらいは無にできる方法がある。

2000万円を無にする方法

 方法は単純である。
 年収200万円で10年間働くだけである。
 今の年収が400万円なら半額で十分である。もちろん税金の問題があるので手取りで200万円にしなくてはならない。月になおすと、166666円である。17万円弱ですむ。

 割りと現実的な線である。
 どうせ、若い人が少なくなるので、高齢者が働かなければ社会が回らなくなる。ということは仕事自体はある。しかもエッセンシャルな、欠くことのできない仕事が。

 ただし、65歳から75歳まで働くための条件がある。
 健康であること。
 WHOの定義よろしく身体だけでなく心も、そして社会的に健康である必要がある。

 逆に言えば健康でありさえすれば老後の資金は考える必要がない。そのためにも、健康への対策は今からとっておく必要がある。

老後2000万円問題を無にするクスリ

 大仰なタイトルにしたけれども、健康の対策は身も蓋もない。
 睡眠、余裕、栄養、運動である。
 順番は関係ない。どれも不可欠な健康のためのクスリである。効果は絶大と言って構わないだろう。

 試しに一般的に知られている効果を書き出してみる。

・長寿になる
・体力を保つ
・若さを得る
・活力を得る
・脳を活性化させる
・免疫を強くする

 個人的には運動習慣がなかなかつかない。最近なんとなくアプリをいれてみた。歩くとポイントがもらえるというやつである。たいした運動にはならないし、お金にもならない。
 けれども、まずは習慣化が先である。

 今日もクスリだと思って歩くことにする。

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