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そこで何を考えるか?

––残って廃棄されていくパンを見る私の心に
命の重みがのしかかる。––

大都市の駅の隣の某ショッピングモールのパン屋さん

閉店直後

ゴミ袋の中に大量のパン

こんなに余っちゃったのか

捨てちゃうんだ。

わたしがあと数分早く来て買っていれば、このパンたちも食べられていたのかな。

店員さんたち喜んで持って帰ったりしないんだ。

やるせなくなる。


そこで何を考えるか?


このパンを食べたかった人たちのことを考える。

今日食べたくてもろくに食べられなかった人たちのことを考える。

このパンを心を込めて作った人たちのことを考える。

このパンの原料を作った人たちのことを考える。


誰が悪いのか、何が悪いのかを考える。

残飯は廃棄するって決めた人が悪い?

閉店間際でも安売りしないってルール作った人が悪い?

足りないよりは余ってる方がいいっていう風潮が悪い?


「今日の分は売り切れたので閉店しました」ってなってもいいと思わない?


私には何ができる?

この光景に胸を痛めた私には

何ができる?

何かしたい。


「驚いたり、嘆いたりなら誰にでもできる」

この前読んだ本に書いてあって、はっとさせられた。


保存に適した冷凍技術を進歩させるとか


加工技術を進歩させるとか


企業の意識改革に携わるとか


売り切れ御免文化をつくるとか


もっと考えればもっと見えてきそう。

考え続ける人でありたい。

フードロスについて考える時、私の頭の中にいつも思い浮かぶのは、

飢えに苦しむ途上国の人々よりも、

一生懸命作ってくれた生産者やコックさんよりも、

誰より私たちのために命を奪われた動物たちのこと。

せっかく命を削ってくれたのに、無駄にされてるって知ったらどんな気持ちだろう。


命の重みがずっしりとのしかかる。


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