ーお正月が明けた平日、ふとカレーが食べたくなったー

そういえば昔バイトしていた洋食屋さんでも、年明けはカレーライスが飛ぶように売れてたっけなあ。

和食のしょっぱさとおせちの甘さに飽きた口にはちょうどいいんだろうな。

というわけで、ここぞとばかりに前から行ってみたいと思っていたお店へ。

東京駅・八重洲にある「ダバインディア」

途中、通りがかったお蕎麦屋さんがどこも行列していた。

え、みんな大晦日もお蕎麦食べたんじゃないの、、

日本人ってそばが好きなんだね。

・・・

お店の前に着いたらちょっとだけ行列ができていた。

店先にあるメニューには4種類のランチメニューが。

ナンカレーセットとミールスセットとドーサセットなど。

実はこのお店には「ドーサ」という南インドのクレープを目当てに来ていたので、食べるものはもう決まっていた。

（ドーサのわきに書かれた「ポテトの香味炒め入りクレープ」という言葉が若干引っかかったが、、。）

あとはカレーを日替わり3種の中から1つ選ぶだけ。

辛口のマトンカレー、中辛のグリーンチキンカレー、甘口のダルカレー。

辛いのは厳しいし、ダルカレーも豆があんまり好きじゃないからなあ、、。というなんとも消極的な理由でグリーンチキンカレーを頼むことが決まった。

（グリーンチキンカレーもほうれん草入りと書いてあって、サグカレーがあんまり好きじゃない私はちょっと気が進まなかったのだが。）

・・・

お店に入り、エキゾチックな店内や目の前の青が美しい壁をぼんやり見ていたら、私のドーサランチが到着した。

ふむ、これがドーサか。

ここにきて食べ方が全くわからないことに気づく。

試しに一口分を割って食べてみる。

パリッ。

えーなんだろうこれ。

油が多いクレープ？

春巻の端っこの皮のところだけが永遠に続いている感じ。

子どもの頃の夢だったなあ。

カレーにつけて食べてみたけど、ナンほど吸着しないからあんまりカレーが取れない。

スプーンでカレーをすくってドーサの上にのっけて食べてみたりした。

グリーンチキンカレーはほうれん草が入ってるって書いてあったからサグカレーかな？って思ってドキドキしていたのに、全くクセがなくておいしく食べれた。

インドカレーっていうよりも、タイのグリーンカレーに近い味。

サグカレーへの苦手意識、逆に克服できなかった。

パクパク食べすすめていると、なにやら中にも、、。

そういえば、ポテトの香味炒め入りクレープって書いてあったっけ。

スパイス味のじゃがいもと玉ねぎって感じでこれまた食べ方がわからなかったから、ドーサにのっけてカレーと一緒に食べたり、そのままで食べたりしてみた。

カレーの左側にはうすい緑色の物体とオレンジ色のソースが。

緑の方は、グリーンカレーを煮詰めて冷やしたみたいな味だった。小さいスプーンもついていたし、「デザートだったらどうしよう」と思いながら、ドーサにつけて食べておいた。

オレンジ色のソースは、これまたエキゾチックな味がした。

なぜか昔よく行っていたホームセンターの匂いがした。

ペットの匂いだったか畳の匂いだったか。それとも別の何かか、、。

これまた食べ方がわからないからなんとなくドーサにつけたりポテト炒めにつけたりしてフィーリングで食べた。

終始どうやって食べたらいいのかわからないまま食べた。

お会計のときに、「あの緑のソースとオレンジのソースは何だったのですか？」と聞いてみたら、「緑の方はココナッツで、オレンジの方はジンジャーが入っています。」とのこと。どうやら味変要員だったらしい。

まだまだ知らないことだらけの南インド料理。

謎は深まるばかりだ。

・・・

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