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100日後におでかけする大学院生【#28】うつにならない研究室の選び方

こんばんは。おでかけ志願者のちゃんたです。

先日、大学から履修登録に関する連絡が来ていました。そういえば私は大学院生でした。

ということで、たまには理系大学院生っぽいことを書いてみようと思います。


『研究室の選び方』については、noteでも多くの記事があります。

今回は、研究室生活で適応障害となった私の経験から、ストレスをテーマに研究室選びのポイントを考えてみました。

研究室は真面目でいい人が損をする場所だと思っています。
研究室だけでなく、他の職場などでも同じことかもしれませんが…。

私が研究室生活で適応障害になった経緯について興味のある方は、以下をご覧ください。


研究室選びで大事なこと

研究テーマ、コアタイム、雰囲気、人間関係…
どれも大切なことに変わりはありません。
でも、何よりも大切なものがあります。

自分の命です。ストレスからうつになって、希死念慮に苛まれる日々を送るのは、何よりも避けなければなりません。

深夜、ひとり毒劇物の棚をぼーっと見ながら、
(この試薬ならしねるかな。どんな味するかな)なんて考えるようになったら終わりなのです!

研究室を共にすること=同棲すること

これは、わたしの考えた格言です。

例えば、同棲相手が靴下を裏返しのままにしていたり、ほぼ空っぽの牛乳を冷蔵庫に戻したり、消耗品が無くなるのに知らないふりをしたら、ストレスですよね。家事をサボったり、掃除を適当にしたり、保険の書類などを任せっきりにされたら、腹立ちますよね。

これ、研究室も同じことです

実験器具を元に戻さなかったり、共有試薬を数mlだけ残して置いたり、消耗品の最後の一つを使ったのに発注しなかったり、掃除当番をサボったり、やっても雑だったり、書類仕事など細々した業務を知らないふりしたり…。

もし自分も同程度の価値観ならば、ストレスは溜まらないでしょう。

同棲相手とバスタオルを洗濯する頻度が同じならば、揉めることもありません。

問題は、自分と価値観が異なる場合です。

(留学生の多い研究室では、文化の違いもあるので仕方ないのかもしれませんが…) 

自分は実験室を使い終わった後に、きちんと補充も片付けもする。しかし、他の人はそうではない。

自分は実験の待ち時間に周りを整理整頓したり、物品の在庫を確認したりする。しかし、他の人は待ち時間にYouTubeを見ている。

決まって、真面目な人が割を喰います。

研究室を選ぶ上では、小さなことかもしれません。しかし、そういう小さなストレスの積み重ねが、人をうつにするのです。

なので、研究室を訪問するときは、実験室まで見せてもらう方が良いと思います。

ピカピカで綺麗である必要はありません。
ただ、机の上が散らかっていないか、ゴミが溜まっていないか、空の試薬瓶が放置されていないか、などを見て頂ければいいと思います。

自分が許容できる範囲であるかが重要なのです。

さいごに

と、こんな愚痴まがいの忠告をつらつらと書いてきましたが、私は自分が今の研究室を選んだことを後悔していません。

先生にも恵まれましたし、仲の良いメンバーもいます。ただ、それゆえに注意があまり出来ませんでした。空気を読んで、人間関係を壊さないように…。
全て自分がやればいいと思い、ストレスを溜め込みすぎてしまいました。何でもかんでも引き受けた私が悪いのですが…。
おっと、また自己嫌悪に陥ってしまいました。

とにかく、研究室を選ぶ際には『ストレス』というキーワードも、ぜひ頭の隅に置いていただければと思います。



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