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説得は理論?感情?

 あるテレビ番組で哲学者が人間が人間らしいのは理論で考えることではなく感情で考えられるからだと言っておられた。(正確な言い方ではないと思うが。)

 相手から理路整然とした説明を聞くとその場では納得感を持てても、後から考えると「説得されてしまった。」という釈然としない気持ちが残ることがある。逆に相手が感情的な表現で畳み掛けてくると相手と感情が共鳴しない限り同意することは難しいが、一旦共鳴してしまうと理論的な説明より納得感が強い。

 建前では論理的説明で納得したいと思っていても、実は感情的・情緒的な納得感の方が心にモヤモヤは残らないことが多い。我々の気持ちは、単純に理論>感情とはいかないから難しい。結局最適な解はケース毎に異なるのでその組み合わせとなるのだろうが。

 改めて自分を顧みると、理論立てて話すのは苦手なので何かを説得しなければならない時は出来る限り相手の感情に寄り添いたいとは思うのだが。


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