先週の日経記事で気になったのだが、世界の海面の約５割が異常高温にあるらしい。大気が熱く、この９割を海が吸収するということでこうなるとのこと。これだけの暑さがそのまま海にも反映されている訳である。

　国連のグテーレス事務総長はこれを受け、「地球温暖化は終わった。これからは地球沸騰化の時代に入った。」と言ったそうだ。

　日本近海では冷たい水を好むサケ・サンマが北上し取りにくくなるし、スルメイカも減少。ズワイガニも減少。赤潮も増えているために、他の魚類にも影響をあたえているという。水産資源がとりにくくなり、漁業や食生活に影響が出てくると更に問題は大きくなるが、これも日本人または地球人類が温暖化に無策であったことの報いの一つだろう。

　海水温度の上昇はハリケーンや台風の活動の幅を広げ、自然災害も益々増える。個人的には少しでもＳＤＧＩＳとは思うのだが、世界レベルの対策はやはり無理なのだろうか？