孤独のグルメ:高円寺にあるペルシア料理屋『BolBol』
こんにちは、チェ・ブンブンです。
今日は、高円寺の映画バーBIG FISHさんにイベントのチラシを置きに行きました。その帰りにブラついていたら何やら面白そうな店を見つけました。「ペルシア料理を食わせてくれるだと!?」。
前々からKFC横にデカデカと看板が設置されて気になっていたのですが、その店はBIG FISHの先真っ直ぐ50m程進んだところにありました。日本でも割と見かけるようになったケバブ(とはいってもサンドではなく、串焼きがドンっと出てくる珍しいタイプ)は知っているが、それ以外のメニューは人生25年歩んできたが一度も耳にしたことも目にしたこともないような名前がズラリと並んでいる。人と変わったことをするのが大好きなブンブンが惹かれない訳がない。ここにしよう!いざ2Fを目指すのでありました。
怪しすぎる入り口
どうでしょうか?一見すると開店しているのかどうかすらも分からないし、アラビア語で書かれた店名にビビることでしょう。一応OPENと書いてあるのでやってはいそうです。恐る恐る扉を覗くと...
どこでもドアでうっかりペルシアの現地人行きつけの食堂へ迷い込んでしまったかのような空間が広がっていました。驚くべきことに、鳥がチュンチュンと鳴いており、強面仙人な店員さんが鳥にランチを与えていたところでした。
ひっひとりなんですけど...やってますか?
ブンブンは怯えながらその強面店員さんに声をかける。
おう、こっちだ!
日本ではお客様は神様精神でニコニコ全力で接客するのに対して、ここは無骨な接客となっている。個人的に、こういった店の方が信頼ができる。本場のペルシア料理が堪能できそうだ。
早速、入り口で強烈にその五感の魅惑へ誘われた「ゴルメサブジィ」を注文してみる。そして井之頭五郎のようなメニューを見渡すと「ドゥーゴ」という見慣れない飲み物がありました。有無言わさず注文してみる。
店にはずっと中東のトランスミュージックが流れている。うだるように暑く、時ゆっくりと流れる地獄を癒そうとするこの爽やかな音色は、常に時計やスマホを見て時間に追われる日本での生活を忘れさせてくれる。
ドゥーゴ
ドゥーゴ(¥300)が来ました。これは炭酸入りヨーグルトドリンクとのことですが、いざ飲んでみると、思ったのと違う珍しい味わいでした。何と言っても酸っぱいのです。てっきりヨーグルトのこってりした食感、あるいはインド料理屋で出されるラッシーをイメージしていたのですが、お酢ドリンクのように酸味が強いものとなっています。なるほど。これで唾液を絞り出し、ケバブの旨味と絡めようとしているのか。だからケバブと合いますと書いてあるのかと妙に納得しました。
謎のスープ
続いて、「コレスープ、レモンソースニツケテタベル」と謎のスープが現れました。小さな甕の中にはたっぷりレモンソースが入っています。流石に全部かけたら酸っぱすぎるだろうと、少しかけて食べて見ました。
強烈に見覚えのある味が脳裏に炸裂しました。しかし、食べたことのない味なのに見覚えのある風味、この正体が掴めず、しばらくうーん、うーんと頭を捻ってみる。そしてついに思い出しました!
BIG FISHの店内の香りだ。
映画バーBIG FISHの店内は、他のバーとも違うし、人の家とも違う独特な香りがあります。割とブンブンが好きな香りなのですが、それに近いものがこれだったのです。レモンとトマトの混ざった匂いだったのか!驚きでありました。
ゴルメサブジィ
そして、メインディッシュであるゴルメサブジィ(¥800)が登場しました。バターライスと共に食べるのだそう。見た目は、インドカレー屋でよく見かけるほうれん草系(俗にいうサグ)です。ただ、サグ系カレーよりもドロッとしており、羊肉の旨味が溶け出していることがわかります。恐る恐る口に運ぶ。これはどうもカレーというよりかはシチューに近い感覚なのかもしれません。ホロホロに崩れる羊肉にご飯が進みます。あっという間に平らげることができました。今度はキャラフスとかチェローモルゴなどといった他のメニューにも挑戦したいと思い、店を後にしたブンブンでした。
店情報
●東京都杉並区高円寺北3-2-15-2F
●Tel: 03-3223-3277
●Open:11:30~23:00
(Lo22:30)
Lunch11:30~15:00
●Close:Wednesday
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