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【2023秋・中国編】南京にて

週末を利用し南京を訪れました。
南京は上海から西に300キロほど離れたところに位置し、高速鉄道を利用すると約1~1時間40分程で到着するので気軽に訪れることができます。

南京駅

市内は地下鉄が発達している大都市なので、観光スポットはどこも観て周りやすく快適です!
ただ、街中はかな~り埃っぽくマスクが離せない状況でした。なんとなく、咳き込んでいる人が多い気がしました。

■南京ってどんなところ?

6000年余りの文明史と2400年余りの建城の歴史を持っている南京は、北京、西安、洛陽と並び、“中国の四大古都”と呼ばれている。229年の東呉の孫権が都を南京に遷都して以来、歴史上10の朝廷がここを都にしていた。それゆえ、“10朝都会”の名称がある。

アラチャイナ

江蘇省の省都である南京は古くから中国の政治と文化の中心でした。明の時代に遡ると南京城壁や城門明孝陵、南京の紫禁城とも称される故宮など、数多くの名所があります。

全て観て周りたいところですが、今回は1泊2日という短いスケジュールだったので厳選して下記を巡りました。


<1日目>

■中山陵

中華民国建国の父、孫文の墓。
とあるガイドブックに★3つで紹介されていたので行ってみました。

入り口

すぐに行き着くのかと思いきや、敷地内をトラムのような乗り物で移動しないと半日はかかってしまいそうなほどだだっ広く、さらに、こんな風に小高い山の上にお墓があるので、目的地に到達するまでが大変でした。
特にこの階段は400段近くもあるので大変!お年寄りや小さなお子さまには難しいかも・・・!

はるか先に門が・・・!

たださすがに眺望は素晴らしかった!

下記はこの周辺のマップ。
中央が中山陵で、左に描かれているのが冒頭に記した「明孝陵」。南京で唯一の世界文化遺産です。ガイドブックでは★2つでしたが近くにある名所なのでこの後訪れてみました。

map

=ここで一息=
思いのほか時間をとられ、ランチの時間がなくなったため小吃を食べました!
これ、なんだと思いますか?

何やら見た目かわいいスイーツ

蒸しパンの上に白玉団子がのっている不思議スイーツ。
カップのところ辺りまで食べ進めると中が餡子なので味は今川焼みたいでした。目の前で焼いてくれるのでアツアツですよ!
こちらがお店の看板。

看板にも書いてありますが、これは梅花糕という名前のスイーツで、調べたところ江南エリアを代表する伝統菓子のようでした。
思ったほど甘くなく、まあまあの味わい。

■明孝陵

明代を開国した皇帝朱元璋と皇后の馬氏の墓。1376年から建設され1413年に竣工。中国に現存する最大規模の帝王陵墓のひとつのようです。
中山陵からは、同じエリアにあるのでトラムのような乗り物に乗って移動しました。

美しい建築物

下記の写真は、800メートルの神道両側に並ぶ石人・石獣像。明孝陵を代表する見どころとなっています!
神道の前半部分は象や馬などの石獣像が並んでいます ↓

後半部分は文官・武将の石人像がならびます ↓。
いずれも保存状態がよく、見ごたえがありました!

ガイドブックではおすすめされていませんでしたが、巧な建築物や保存状態のよい石像群は見応えがあるので、訪問してよかったと思います。
ここ、オススメです!

このあとは、明代に築かれた巨大城壁の門「中華門」へ。

移動手段はシェアサイクルを活用しました。
途中、こんな美しい景色も!

■中華門

明代に20年かけて築かれた、南京の街を取り囲む城壁の一部。1366年から建てられ1386年に完工。城門は13を数え、周囲に約60キロの外郭城があります。

明時代に、明太祖朱元璋は朱昇の「城壁を高く建つ」と言う助言を用いて、1366年から1386年にかけて南京の城壁を建築しました。当時の南側と西側の城壁は使い続け、東側と北側の面積を広げました。周囲の長さは33.676キロで、高さ14~21メートルです。壮大な城壁は中国古代で一番広い城郭です。
中華門は南京城壁13の城門の中で、一番広く壮大です。中華門の南側には秦淮川が東西に流れ、自然の防壁となっています。城門の前方の秦淮川には長千橋が掛かり、後ろ側には鎮淮橋も掛かり、地勢が険しいですが、南京城南の中で交通が一番便利で、重要な所です。

アラチャイナ
中華門

無茶苦茶、堅牢なつくりです。4重になっています!

難攻不落の要塞のよう。

◆金陵十二菜(グルメ)

昼が軽食だったため、お腹がすいてしまい早めのディナーにしました。
お店は夫子廟付近にある「金陵十二菜」で南京料理を楽しみました。

南京料理は穏やかな味が特徴で、特にアヒルを食材にすることが多いとのこと。おもには、盐水鸭(塩辛アヒル)や鴨血粉絲湯(アヒルの血と春雨スープ)などがあります。

店内
アヒル
タロイモの蒸しケーキ??

いずれも穏やかな味で美味しかったです。
アヒルは北京ダックともまた違った味わい。骨まで一緒に煮込まれブツ切りで出てきます。肉厚の脂たっぷりのお肉が楽しめます。

店舗:
金陵十二菜
►夫子庙老门东五板桥27号

下記は、夫子廟にあるお店周辺の土産屋や点心屋などが立ち並ぶスポット。
この辺りは街一番の繁華街でかなりキレイです。観光地化されており、どことなく、蘇州や七宝に似ています。

カラフルな電光!

こちらは街一番の繁華街です。本当にカラフル!!THE中国ですね!

<2日目>

■南京長江大橋

朝一番で長江にかかる橋を訪れました。
道路橋は全長4,589m、幅19.5m、長江にかかる主な部分は長さ1,577m。2重構造で上が道路で下が鉄道です。

展望台もありますが、眼前に広がる長江と巨大な橋は迫力満点!展望台に登らずとも景色を楽しむことができました。

■南京城壁 (明城壁)

市内中心部にあたる区域をぐるりと取り囲んで造られた世界最大の規模を誇る南京城の城壁。

目の前に広がるのは玄武湖。中国最大の王立庭園湖になります。

◆南京大牌檔 夫子廟平江府路店(グルメ)

ランチで人気のレストランを訪れました。かなり混んでいて大分待たされましたが、南京料理をいろいろ堪能できました!

店内
盐水鸭
お店NO1人気のお粥。甘かった~~~
久々の馴染み焼き餃子!
臭豆腐包み揚げ。臭かった~!

店舗:
南京大牌檔 夫子廟平江府路店
►平江府路樱桃鸭南10米

=余談=
帰りの高速鉄道は乗車時間59分と短時間の列車でした。短ルートなのか、高速なのかはわかりませんが、あっという間に到着したのでかなり快適でした!

広~い1等席!足が思いっきり伸ばせますよ!
スナックとドリンクもサービスでつきます!

夏の杭州、蘇州に続き南京観光もシェアサイクルを活用して周ったのですが、街中の様子だけでなく随所に散らばる古跡や美しい景色なども観ることができるので改めて

コレ、かなりオススメです ↓↓




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