見出し画像

「嘘つきは泥棒の始まり」とは良くいったものだ。

誰しも「嘘」をつくことはあるかと思います。

見栄を張ったり、相手を思うが上だったり、自分を守ったり...

様々な状況で、嘘が出るのではないかと思います。

私も嘘はつきます。

特に、学生時代は酷かった。
今の言葉で言うと私は「中二病」だったのだと思います。

たいして何も出来なかった私ですが、理想が高く、出来ないことをさも出来るような話し方で自分の価値を上げようとしていました。

自分の居場所、誰かに私を認めて欲しかった。

でも、対人恐怖症だから、初対面の相手とは話がまともに出来なかった。

そこで、嘘に固めた話をすることで自己満足に近い気持ちに浸っていました。

友人もろくに出来ず、私の本心を分かってくれる人のみが側にいてくれました。

今思うと親友であり、有難い限りです。

さて、嘘をつきまくると自分に返ってきます。
そりゃそうですよね。

そして、苦しくなる。
それを回避したくて、言い訳が重なる。

最低な人間です。

歳を重ねると、自分の愚かさが辛くなります。

私が救われたのは、ある先輩の一言。

「出来ないことは素晴らしい。ダメだからこそ、それに対して考え悩むことが出来る」

(ダメな自分でいいんだ。出来ないこと、嫌なことを正直に相手に伝えられたら、苦しくなくなる)

そう思えたことでした。

それからは、可能な限り
出来ないことは出来ないと謝罪し
嫌なことは嫌と相談し
カッコ悪い自分も個性とし

カッコつけない自分を表現しました。

ときには、嘘もつきますが...

自分に正直になることで、心が救われました。
正直な自分を認めてもらえるようになりました。

あの言葉がなかったら
今頃私は犯罪者か
富士の樹海にいたでしょう。

幾つもの人生の分岐点。

良い判断が悪い判断かはわかりませんが
間違った分岐点は選んでない気はします。

どうか、私のような人間にはならないで下さい。

嘘をつきすぎたり、人生の分岐点を間違いまくると、取り返しがつかなくなる可能性があります。

私は様々な方の助けがあり、差し障りなく生きています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?