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【教育】学習意欲について

みなさんこんにちは、wizです。

 9月ももう1週間がすぎました。例年になく、夏の!?疲れがなかなか抜けず、体力的に気持ち的に上がらない日々をなんとか乗り切っています(乗り切っているのか?)。こういうことを書いている時点で気持ちが上がっていないということですね。

 この記事はいまコインランドリーで書いています。ほんのわずかな時間でも自分時間があるって大事だなーって感じています。皆さんには自分時間はありますか?

さて、今回のテーマは「学習意欲について」です。

 生徒の学習意欲を上げたい、学習意欲がなくて困っている、何か効果的な方法はないか。そう思うことが多くあります。これまで経験や勘で、生徒に対して話をしてきたものの、調査や研究に裏付けられたものはないか、いつもそう考えてきました。

 ということで、いくつかの調査を引用した結果、今の時点で知りえた方法を書いてみたいと思います。

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  • 要旨
    「やり方とやる気」この二つが両輪となる。

  • やり方。学習方法の種類や環境と学習意欲には相関があるとのこと。
    意欲のある生徒は比較的多くの勉強方法をもっていて、意欲の低い生徒は勉強方法をあまり持っていない。なので、まずは勉強方法を提示したり、勉強方法を工夫したり勉強の環境を変化させる、ということを提案してみる。

  • やる気。上記のようにして考えた方法で次に、小テストなど結果がわかりやすいものを利用し、自分はやればできるという信念を持たせることができたらよいのではないか。

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 やり方について

 東京大学・ベネッセの調査(※1)と、勉強する意欲がわかないという回答が半数以上になり、学習意欲が低下しているとのこと。そこで、学習意欲を高めるために何をすれば良いかを考えるために、学習方法の理解に注目し分析を行った。その結果、「学習方法」と「学習意欲」それと「成績」、この三つに高い相関が見られた

 では次に、意欲のある生徒はどんな勉強方法をとっているか。
ベスト3は、
「自分に合った勉強のやり方を工夫する」
「計画を立てて勉強する」
「何がわかっていないか確かめながら勉強する」

が挙げられた。これに次いで以下、
「遊ぶときは遊び勉強するときは勉強する。メリハリをつける」
「問題を解いた後、他の解き方がないか考える」
「テストで間違えた問題をやり直す」

という方法が続いた。

→(私の所感)現在勉強への意欲がない生徒への対策として、「勉強方法を工夫しろ」と言ってもさほど効果はないという実感。だとすれば、時期を見計らって、ある程度強制的にさせて、かつその後の経過もちゃんとサポートするのはどうだろうか。例えば『定期考査』の2週間前に『定期考査までの計画を立てさせる。その時にどのような方法で勉強をしてみるかも考えてみる。』そしてそれを立てさせっぱなしにせず『保護者もしくは兄弟、クラスメート、教員』が進捗を確認する。教員が確認しがちだが、そのほかの人が見ると、教員の負担減になり(ここ大事!)かつ生徒の自己開示が進むのではと期待できそう。テスト後には成績面もそうだが、計画について何ができて何ができなかったか(スケジュール面)。どの方法が自分に合っていそうか合っていなさそうか(学習方法)を話してみる。その時、保護者や教員がみる時に注意が必要なのは、つい成績の上下に目が行きがち。学力はもちろん学習姿勢などそんな短期的に上がるものではないという意識のもと、話をすることが大事と思う。(以上所感)

 東京大学・ベネッセの調査から、学習時間と成績には、年齢が上がるにつれ相関が低くなっていったという結果が報告された。つまり、中学生高校生になるにつれ、勉強時間が長ければ成績がのびるとは限らないことを示唆している。どこかのだれかに聞かせてあげたい…。(ここの後半は私の感ずるところ…。)

次にやる気について。(※2)

 勉強(や仕事)へのやる気モチベーションには、外発的動機付けと内発的動機付けの二つがあると言われています。外発的動機付けは、何かをすると報酬がもらえるとか、自分に有利な結果が得られるとかです。内発的動機付けは、そういう報酬や賞罰がなくても、それ自身が楽しいなど好奇心や向上心からくるものです。漫画やゲームは、それ自身が楽しいから、何の役に立つかわからないけど続くわけです。

 勉強について、これらのことを考えてみると二つの問題があります。
・学校の勉強がなんのためにあるかわからない
・勉強自体が面白くない
学校、教師って、テストをするとか宿題を増やすとか、偏った外発的動機づけになりがち。ではこれらは良くないのか。というと、このような外からの圧力で勉強させることで逆効果になることがあることを知っておくべきです。

宿題出した
→テストをした
→思った結果が出なかった
→頑張ってもうまくいかない

 ということを後天的に学習してしまう可能性があるからです。これを学習性無力感といいます。それを防ぐために、一つは『自分はやればできるはずだ』という信念を持つことが大事。言い換えれば自分の行動で結果が決まってくるという考えを持たせる(結果期待といいます)

 これと併せて『これをすれば結果が出そうだ』ということを自分で納得し確信することが大事(効力期待といいます)

 なので、結果期待と効力期待の両輪があって初めて意欲が湧いてくる。なので、勉強にただ時間をかけるだけでなく、どういうやり方をしたらうまく行きそうかを考え、これをすることで結果が出るという考えを持ち実行することが、重要となってくる。これは勉強だけでなく、仕事もスポーツも日々のジョギングなども同様です。

…とまとめていると(以下私の所感)私の頭のどこかで『机上の空論』という言葉がもたげてきます。実際にテスト前にスケジュールを書かせているよ。だけど…とか、なかなか学習意欲が改善しない生徒がいるんだよね…ということが思い出されたりとか、つい生徒の“目の前の成績”を追いがちな自分とか。
 でもこういうことを、アンケート結果や心理学の知見から知ることで、これから生徒や保護者、教員に接する時に、少し見方が変わったり伝え方が変わってくるかもしれない。何よりこの文章をたまたま目にした方が、より深く理解され咀嚼し、次のステージへのきっかけにされるかもしれない。そしたら、調べてみてまとめてみた甲斐があるなぁ、と思いながら書いてみました。

またなにか気になったことがあった時にまとめてみます。

出典

※1、東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所 共同研究プロジェクト「子どもの生活と学びに関する親子調査2022」結果速報
「子どもの生活と学び」研究プロジェクト│ベネッセ教育総合研究所 (benesse.jp)

※2、市川伸一、心理ワールド、(号数不明)、p40-41、高校生に伝えたい学習意欲の心理学
https://psych.or.jp/wp-content/uploa

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