大人数で旅行をするということ

先週約1週間程、3組の友人夫婦と郊外に一軒家を借りてクライミングの旅行に行ってきた。

借りたAirbnbは10人まで泊まれる二階建ての一軒家だ。車も止められるし、自炊用具も揃っているし、洗濯も出来る、そして何より岩場から近くとても快適な物件であった。

今までこれ程大人数でのAirbnbを予約した事はなかったし、団体でのクライミングトリップなど企画した事がないので初めての事ばかりだった。なのでここに備忘録としていくつかの反省を記して残しておこうと思う。

まず1つ目に、ドタキャンする友人に対してキャンセル料をチャージすべきだったということ。
当初1番乗り気だったメンバーが数人、怪我や仕事などの理由でキャンセルし、結局そのメンバーの代わりになる人員が最後まで見つからなかった。

友人達には誘う時に、1人につきAirbnbの総額を10人で割った分の値段だと伝えてあったので、キャンセルした人の分を残りの人達に後から上乗せする事が憚られた。そのため、結局主催者である私達夫婦がその差額をカバーする事にしたのだ。



私は、「私達夫婦でギリギリまで他の人にも声をかけて人員の穴埋めをしようとしたが(事実、一生懸命他の人にもあたってみた)、出来なかった事を説明して、残りの参加者に当初より少し1人当たりの料金を上げる事になってしまう」と相談してみるのはどうかと夫に相談してみたが、夫は事を荒立てたくない派なので、「もうこのような経験は懲り懲りなので団体旅行は計画しない。」と言っている、、、確かに激しく同意ではあるが。笑

この経験から、次回は、ドタキャンに対してキャンセル料をとるかもしくは、事前に友人にキャンセルポリシーを説明して同意を得た方が良いと学んだ。

友人であれど、金銭的な部分はキチンと区切りを付けたいし、いくら幹事であってもその差額を自分達でカバーするのは疑問がある。(今回の出費は幹事として未熟だったとして痛かったが授業料だと思う事にする)
今後は友人を誘う時点でキャンセルポリシーを明示しておくべきだと感じた。

2つ目にシンプルに10人という人数を確保するのが大変だった事、そして大人数での共同生活のストレスがある程度予想はしていたものの結構あったので(自分の場合)今後は人数を考慮する必要があるという事だ。

旅行を企画し始めた時、10人集めるのにまず手当たり次第に大勢に連絡してみた。その中で返事がすぐ来なかったり、「行けるかも」という人の為にスポットを空けておいてやっぱり「来れない」という返事になった場合があった。そして「1番乗り気だったはずの友人」に直前にドタキャンされたり、、という事が起こった。
どんなイベントも幹事として人数集めたりイベントをオーガナイズするのは大変だと知ってはいたものの、やはり大人数でイベントプランするのは一筋縄ではいかないよなーという感想である。

最終的に8人の参加が確定し旅行が始まったものの、まず一悶着だったのは一軒家でまずどの部屋を誰が使うか(マスターベットルームには浴室とトイレがついてるがそれ以外は共用)だ。日本だとジャンケンとかでパッと決めるのだろうが、今回は話し合いで決めることになり、時間がかかった。笑

それにAirbnbなので、すぐに貯まるゴミを誰が外に出すのか問題や自分で使ったカップや皿を洗わない人がいて、その様な細々とした雑事が気の付く人に回ってくることになるのだった。私は比較的気が付いて仕舞うとやらないと何と無く気が済まないので、結構雑事をやる方になった。

共同生活も数日経つと誰がやる、やらないというのが浮かび上がってくる。見ていると、どうやらカップルや夫婦間で、どちらか一方が優しくて何でもやってくれるとその相方はやらないという傾向がある事に気付いた。

ある夫婦は夫の方が料理が得意で洗い物までやってくれるので、妻は基本ソファに座ってケータイを触ったりテレビを見たり。全く手伝わない。

もう一方の夫婦は妻が「〇〇いる?」「〇〇作ろうか?」とか典型的な甲斐甲斐しくお世話するタイプの妻なので、夫は使ったお皿類はシンクに置くだけ、それを自分のとまとめて洗う妻。みたいな図が展開されるのだ。

自分達夫婦はどうだろうと思うと、夫は「自己満足だけど、自分達はいいバランスが取れていると思う」
との事で極端な差はない様に感じたらしい。

確かに、大勢の共同生活で2日目には既にパンパンに溜まったゴミを外に出してくれたのは夫で、4日目にも溢れんばかりになっていても皆まだゴミを押し込んでいたので、私がゴミ出しをやった。

また、お互い自分の使った皿と誰かがシンクや机に置きっぱなしの食器類はいつもまとめて食洗機に入れていた。

他人と生活して改めて、パートナー次第で相方との家事バランスって変わるんだなーと思った。また、自分の夫が家事を進んでやろうとしてくれる人だと実感できたのが嬉しかった。


きっと、これは子育てにも当てはまる事で、ある程度やらせないと自分でできない様になってしまうんだろうなと思った。

数年前に家事バランスが完全に私に傾いていると夫の事を友達に愚痴ったら

「たまごっちの様に育てるのです」

という名言を貰った。「子どもが産まれた時も夫が色々家事やってくれると助かるよー、だから今のうちから教えて、たまごっちの様に育てるのです」
というのだ。
そのお陰で、少しずつ夫が少しでもやってくれる事に感謝し、敢えてお願いしたりして実践して学んでもらったり、ノウハウを教えてきた。

ありがとう、友よ、確実に育ってきています!笑



話を戻そう。

Airbnbという共同生活スペースを使っての友人達との団体旅行はホテルでのステイとはまた違った醍醐味もあって楽しかった。
しかし、企画の段階から実際に生活するまで色々と学ぶ所があり、今後改善する点も見つかった。今後またこの様な旅行をプランしたいと今のところ思えないが、、、(笑)
少なくとも次回に活かせる教訓を得ることができた。何でも経験!!


まぁ私には少人数か、夫婦2人だけの旅行が合ってるかなー。笑



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