庭で呑気に精米していたところ、家の中から次女すうの「あ"ーーママーーーーーー！！」と叫ぶ声がした。

その声のトーンから察知する。
事件ですか、事故ですか。

声の元へと急ぐ。

「つーちゃんが！灰ヤバい！」とすうのSOSと共に視界に飛び込んできたのは、

リビングの床一面に薪を燃した後の灰を撒いて下さった。お気に入りのラグの上にもテーブルの上にも念入りに。

ここに1歳の「花咲か娘さん」誕生。

「パワー系多動女子」参上。

問答無用

諸行無常

ﾁｰﾝ

未教育の人間は本能で動く生物であって、私に授けてくれるものは計り知れない。

そう、我が家は、多動がのびのびと多動でいられる家。叫ぶ子と回る子がよく訪れる。大人も含め8割は多動人だと思う。(えっ？あなたも？)

Ｉ　LOVE　TADO ❤

現在進行形で乳幼児やパワー系児の育児中の方が↑の画像を見たら「うわー」とぞっとするだろう。育児の落ち着いた方が見たら「分かる分かる。」となるだろう。育児を終えた方が見たら「なんと可愛い、手伝いに行ってあげたいわ。」となるだろう。

20年の時を瞬時に飛ばせば「こんなにも可愛いくて手のかかる存在は無いよね。」と怒りと疲労をワープし、孫を愛でるかのように幸せを存分に噛み締めることができる。

(翌日つーちゃんが全く同じ行動を取り「omgｰｰｰｵｰﾏｲｶﾞｰｰｰ！」と雄叫びを上げたくなったことは省略。)

つーちゃんは灰を撒きながら、怒られるかな？どうかな？大丈夫かな？と私の反応を確認しながらもとても幸せそうに、ほっぺに灰パウダーをサラサラパタパタと塗り込む。

あっなるほど。閃いた！

肥料(pH調整)に使う以外の灰の使い道は無いのかと、用途を広げたいと思ってたところ。

記憶保管庫に放置してあった

善は急げ

つーちゃんを丸洗いし、部屋中の掃除を済ませ、早速灰をボウルにたっぷり入れ熱湯を流し入れる。

翌日、少し粘性の出たアルカリ溶液の上澄みを掬い、ガラスやステンレス製品、油汚れを磨くと瞬く間に鏡面仕上げ。劇落ちくんメラミンスポンジは使う度に素材がポロポロと壊れ、その消費の速さに私は疲れてたんだ。

ヘチマスポンジと並び愛用決定。

(灰から作る強アルカリ溶液は刺激が強いので手袋必須、酸性とは混ぜるな危険！)

花咲か娘さん、ありがとう。

にしても、花咲くの早い。